2025年6月30日(欧州現地時間)、ポルシェ ルクセンブルクは、ポルシェ初の輸入代理店として創業してから75周年を迎えたことを記念して、ルクセンブルクのアーティストなどと共同で、911GT3のスペシャルモデル「ルクセンブルク レガシー」を発表した。

赤いライオンはルクセンブルクの国民性の象徴

画像: ボディに描かれた、ルクセンブルクの国民性の象徴である赤いライオン。

ボディに描かれた、ルクセンブルクの国民性の象徴である赤いライオン。

このプロジェクトを彩るペイントは、すべての準備作業を含めて700時間以上にもおよぶ作業を要し、「ゾンダーヴンシュ(スペシャルリクエスト)」プロジェクトの一環として、これまでに製作されたものの中で最も精巧なものとなっている。ペインターは、アイスグレーメタリックの上にファイヤーレッドでライオンのグラフィックを手作業で、20以上の工程をかけて描いた。このモチーフは、911GT3のボンネット、フェンダー、ドア、サイドパネル、フュエルフィラーキャップ、リアスポイラー、そしてルーフを飾っている。

シュナイダーがデザインしたこのグラフィックは、高級磁器などにも採用されている。外装色のアイスグレー メタリックは青みがかった色で、ファイヤーレッドとの組み合わせはルクセンブルクの国旗にちなんでいる。赤いライオンは力、強さ、そしてルクセンブルクの国民性の象徴である。ルクセンブルク大公国の歴史において長い伝統を持ち、しばしば国章の「ハート」と見なされている。

前20インチ/後ろ21インチのGT3アロイホイールのリムに描かれた「Vive Vive Vive」の文字も、ルクセンブルクとのつながりを示している。グラファイトグレー塗装の最上層がレーザーで除去され、アイスグレー メタリックの文字が浮かび上がっている。マット仕上げがホイールの特別な外観を引き締めている。「Vive」とは「Vive Luxembourg」、すなわち「ルクセンブルク万歳」の短縮形だ。この陽気な愛国的表現は、アンダーボディにも大きく書かれている。ここではシュナイダー自身も手を貸し、マスキングでペインターたちをサポートした。

エクステリアでは他に、両Bピラーにプロジェクトの名称とロゴをあしらったマットブラック仕上げの特注バッジ、フロントバンパーのグリルにあしらわれたアニバーサリーナンバー「75」がある。リアリッドグリルの「911GT3 Touring」レタリングはマットブラックに塗装されている。

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