トヨタのクロスオーバーSUV「RAV4」が6代目にフルモデルチェンジされ、日本では2025年度内の発売が予定されているが、プロトタイプが公開された。そのディテールを写真で紹介しよう。

多様なニーズに対応するため3つのスタイルを設定

6代目となる新型RAV4の詳細なスペックは公開されていないが、全長4600×全幅1855×全高1680mmというサイズは従来型とほぼ同じ、ホイールベースは2690mmで従来型と同じだ。

さまざまなユーザーに対応するため、洗練されたデザインの「CORE(コア)」、ラギッド感を強調した「ADVENTURE(アドベンチャー)」、走りの楽しさを機能とともに表現した「GRスポーツ」という、3つのスタイルをラインナップ。この3つのスタイルはグリルやバンパー、エアロパーツ、インテリアの意匠などで区別化されているが、ヘッドランプやボディパネルなどは共通化されている。

インテリアではインパネ上面を約40mm低くして見晴らしの良い視界を確保している。シフトセレクターはスイッチ式として操作系を集約し、目線移動の少ないメーター類とともに運転のしやすさを図っている。前述のようにボディサイズは従来型とほぼ同じだが、駆動系の小型化などでラゲッジスペースは従来型良い16L広い749Lとなった。

パワートレーンは、2.5Lの直4 ダイナミックフォースエンジンとモーターによる、HEV(ハイブリッド車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)だけになり、現段階ではエンジン車は設定されていない。4WDはリアにも電動モーターを搭載するE-Fourだ。第6世代となったハイブリッドシステムは、BEV(バッテリー電気自動車)の技術もフィードバックし、トランスアクスルの小型化でデザインの自由度も上がった。PHEVはバッテリーのみで150km(開発目標値)のEV走行が可能だ。

最新のトヨタセーフティセンスや、新世代マルチメディアの搭載など、安全&快適装備も充実。ソフトウエアづくりプラットフォーム「アリーン」も採用して、SDV(ソフトウエア ディファインド ビークル)の開発を本格化していく。まずは、正式発表を楽しみに待つことにしよう。

This article is a sponsored article by
''.