ユニークな3シート/3ドアのレイアウトを採用

3シート/3ドアというユニークなレイアウトのインテリア。
インテリアはVR(仮想現実)で、ラグジュアリーなシートや翼のような造形のダッシュボード、ステアリングホイール、各種スイッチやダイヤルといった物理的なインテリア要素に加え、運転者の気分や目的に応じて自然に現れたり静かに背景へと溶け込んだりするデジタル要素が、空間全体と滑らかに調和し、魅惑的でインテリジェントな空間を創出している。
また、3シート/3ドアというユニークなレイアウトで、それはつまりドア数は右(運転席)側が1枚、左(助手席)側が2枚の3ドアで、しかも助手席は装着されずフロントシートは運転席のみ、リアシートはセパレートの2人掛けとなっている。選ばれたユーザーに特別なドライビング体験を提供するだけでなく、荷物やペットのために設計された、工夫を凝らした収納スペースを車内に組み込み、快適性と機能性を両立している。
リアのブートスペース(トランク)は停車時にピクニックシートとして活用できる設計となっており、移動とレジャーをひとつの体験として楽しむことが可能だ。さらに、リアハッチを開けるとトランク内には2つのコンパクトなシートが展開され、周囲を照らす雰囲気のあるランプや、冷たい飲み物を収納できる冷蔵庫も装備されている。この冷蔵庫は後部座席からスライド式で引き出すことができるようになっており、快適で実用的なテールゲートパーティ空間として活用できる。

リアハッチを開けると、2つのコンパクトなシートが展開される。
コンセプトカーゆえパワートレーンは未搭載のようだが、開発チームは、サステナブルと快適性を両立させながら、長い航続距離と高速充電性能を兼ね備えた、完全電動・四輪駆動のシステムを構想している。
EXP15は、2026年に登場予定のベントレー初の小型完全電動量産モデルとは異なるコンセプトカーだが、その一部のデザインが、さりげなくEXP15のエクステリアに取り入れられている。また、インテリア面においてもEXP15は、将来の量産モデルに活かせるような先進的なデジタル技術やユーザー体験のアイディアを提示している。
つまり、EXP15は未来のベントレーがどんな価値や体験をユーザーに提供しようとしているのか、そのビジョンや考え方を具現化したモデルなのだ。

魅惑的でインテリジェントな空間を創出するインテリアはVR(仮想現実)だ。