ヴィンテージの風格と最新テクノロジーの融合
フロントのイルミネーテッドステップカバーには、Gクラスが生産されるオーストリア・グラーツ近郊のショッケル山（Schöckl）の地形が描かれている。
ショッケル山には、1979年のGクラス誕生以来、現在までGクラスの試験走行コースが設置されてきた。“Schöckl Proved”のバッジには、厳しい山道を含むこのテストコースでの試験をクリアした証として与えられるものだ。こちらにも本特別仕様車専用のデザインが採用され、各3色のボディカラーに合わせたバッジがBピラーに装備されている。
これは、Gクラスが持つ本質的なオフロード性能と、それを支える確固たるエンジニアリングへの敬意を示していると言えるだろう。
“Schöckl Proved”バッジ（アガベグリーン）
“Schöckl Proved”バッジ（クリーミーホワイト）
“Schöckl Proved”バッジ（コロラドベージュ）
本特別仕様車には、オフローダーらしいスタイルを極めるプロフェッショナルラインの装備として、PROFESSIONALマッドフラップ（リア）やオールテレインタイヤが標準装備されている。
また、「G」ロゴ入りプロジェクターや「G」ロゴ入りドアボタン（ブラック）といった、Gクラスの世界観を存分に楽しめるアイテムも搭載されているのだ。
ベースとなる「G 450 d (ISG)」は、2024年に発表されたGクラスの最新モデル。そのDNAは、変わらず受け継がれている。加えて、ISG（Integrated Starter Generator）搭載によるパワートレーンの電動化、新しい世代の運転支援機能「ドライビングアシスタンスパッケージ」の搭載やMBUXによるデジタル化などによって、さらなる進化を遂げている。
特徴的なボディ形状はそのままに、空力特性や静粛性も向上しており、現代のニーズに合わせた快適性と走行性能を実現している。
「G 450 d Edition STRONGER THAN THE 1980s (ISG)」のメーカー希望小売価格は2700万円だ。予約注文は全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて2025年7月17日まで受け付けられており、納車は2025年7月下旬以降を予定している。
日本限定100台という希少性から、販売台数を超える申し込みがあった場合には抽選となるため、この特別なGクラスを手に入れたいと考えるならば、早めの行動が不可欠となるだろう。
