「ネットゥーノ」エンジンはリッターあたり210psを発生!

MCプーラのインテリア。アルカンターラで仕上げられたレーザー加工のシートが特徴的。
インテリアでは、アイスカラーのアルカンターラで仕上げられたレーザー加工のシートが特徴的だ。今回、新開発されたグラフィックがトライデントを際立たせ、未来的かつスポーティな印象を演出している。裏地は光の角度によって色が変化するイリディセント加工が施され、片面にはブルーにレッド、もう片面にはレッドにブルーの輝きが映え、外装ディテールの色彩と呼応する美しさでフォルムを引き立てる。レーザー加工を用いることで立体感が生まれ、アルカンターラならではのスポーティなエレガンスが一層際立つ。
パワートレーンには、今やマセラティの象徴ともいえる、V6「ネットゥーノ」エンジンを搭載。マセラティ独自で開発・製造され、国際特許も取得した技術革新の結晶であり、MC20で初採用された。3.0Lのツインターボは、最高出力630㎰/7500rpm、最大トルク720Nm/3000rpmを発生し、パワーウエイトレシオは210㎰/Lに達する。このエンジンの核となるのは、F1由来の革新的技術を活用した「プレチャンバー燃焼システム」にあり、ツインスパークプラグを特徴とし、マセラティの特許で公道仕様エンジンとして初めて採用された。
乗降性を高めつつカーボンファイバー製ボディの美しさを引き立てるバタフライドアも、MCプーラの大きな特徴だ。コンバーチブルの「チェロ」では、クラス唯一のPLDC(ポリマー分散型液晶)技術を用いた電動ガラスルーフを装備。ワンタッチで透明から不透明に切り替えることができ、ルーフを閉じて不透明にすれば「没入感のある空間」、透明にすれば「空との一体感」、さらにルーフを完全に開ければ、風と一体になった「本物のオープンエア体験」が味わえる。
マセラティの新型スーパースポーツカー、MCプーラの日本仕様に関しては現段階ではアナウンスされていないが、そう遠くない将来に日本でもお披露目されることは間違いないだろう。まずは日本デビューを楽しみに待つことにしよう。

MCプーラは、MC20のスピリットを継承しつつ、より力強く、洗練されたデザインへと昇華した。
- YouTube
youtu.be