クーペとコンバーチブルの「チェロ」を同時に発表

マセラティがグッドウッドで世界初披露した、「MCプーラ(写真はクーペ)」。
MCプーラは、マセラティが2020年に久々に送り出したスーパースポーツカー「MC20」の進化形だ。そのスピリットを継承しつつ、より力強く、洗練されたデザインへと昇華した。「プーラ(PURA)」とはイタリア語で「純粋な(英語のピュア)」を意味する。
イタリア本国では、クーペとコンバーチブルの「チェロ」、両タイプで即日受注を開始した。その特徴を形づくる4つの要素として、①カーボンファイバー製ボディ、②マセラティ独自開発のV6「ネットゥーノ」エンジン、③バタフライドア、そして④コンバーチブルには格納式ガラスルーフを装備する。とくにカーボンファイバー製モノコック構造は高剛性と軽量性を両立し、車両総重量1500kgで最高出力630㎰というスペックにより、2.33kg/psというクラス最高のパワーウエイトレシオを実現した。
グッドウッドで披露されたMCプーラは、“AIアクアレインボー”という洗練された新色を採用。クーペはマット、コンバーチブルはグロス仕上げで、“きらめく光”の印象を想起させるカラーが特徴だ。太陽光を浴びると色が虹のように変化、プリズムのように白色光を分解することで多彩な表情を引き出し、唯一無二のピュアな色合いを実現する。
フロントグリルやCピラー、サイドのエンブレムに配されたトライデントやエンブレムには、ブルーマイカを含むマジェンタカラーで仕上げられ、より洗練された印象を与えている。同色のロゴはホイールの中央にもあしらわれ、バーニッシュ加工のダイヤモンドカットによる特別な仕上げが施されている。ディテールはボディ仕上げとは対照的に、クーペはグロス、コンバーチブルはマット仕上げとなる。

コンバーチブルの「MCプーラ “チェロ”」も同時に発表された。