さまざまな形で日常の楽しみの幅を広げてくれそうだ
具体的にはシルエット全体を相似形的に拡大させることで、機能性とスポーティさが総じて広がっている。造形そのものは4本のタイヤのふんばりを強調した、シンプルなもの。一見シンプルなサーフェスの中に魂動デザインの「エモーショナル感」が躍動感を生み出す。

ステアリング周辺に水平軸を感じられるモチーフを配したことで、車両の姿勢変化を感じやすくなり、快適な運転をサポートする。

マツダらしい「走る歓び」を感じられるコックピットと、乗員がリラックスできる空間性能の両立を狙ったインテリア。
「日常生活から週末のアクティビティ、フォーマルなパーティまで、あらゆるシーンにフィットするようデザインしました」(椿氏)
パッケージングの妙でも、オーナーは進化を実感できるはずだ。後席は大人も足が組める広さを確保、機内持ち込みサイズのスーツケースを縦置きるゆとりが生まれている。足元だけでなく、頭上空間のゆとりも大きく拡大。パノラマルーフや大型化された後席サイドウインドーと合わせて、開放感のある快適な空間が実現された。
前後長を拡大することで荷室の容量も増えている。荷物の載せ下ろしをスムーズにするためリフトゲート開口部を上下に拡大するとともに4:2:4可倒式シート、ワンタッチ可倒レバーを採用、シートフォールド時の段さを少なくすることで長尺ものやサイズの大きな荷物も搭載可能となった。さまざまな形で日常の楽しみの幅を大きく広げてくれそうだ。
欧州で発表されたモデルが搭載するパワートレーンは、2.5L 直噴ガソリンエンジンにマイルドハイブリッドシステムを組み合わせている。
欧州では2025年末、日本市場向けにも同様のパワートレーンを搭載して、2026年中の発売が計画されている。追って2027年中にはグローバルで、広いレンジでのスーパーリーンバーン燃焼を実現した電動化時代の内燃機関の理想形「SKYACTIV-Z」も投入を予定。
どうやらまたもや新型CX-5から、マツダの新しい「革新のステージ」が幕を開けることになりそうだ。

今回、発表されたパワートレーンは「Mハイブリッド」付e-SKYACTIV G 2.5のみ。
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