2025年7月15日、ステランティス ジャパンは同社がプロデュースする「プジョー」ブランドのCセグメントモデル「408」に48Vマイルドハイブリッド車の「408 GTハイブリッド」を設定して発売した。

優れた燃費性能と快適性を両立したマイルドハイブリッド

408は、従来のカテゴリーに収まらない革新的なデザインと美しいファストバック スタイル、ブラックを基調としたシックでゆったりとしたスペースのインテリア、そして先進の運転支援機能や、路面をしっかりとホールドする安心感としなやかな走りが特徴的なCセグメント モデルだ。2022年に発表され、日本仕様は2023年に発売された。

画像: プジョー 408に新たに設定された、48Vマイルドハイブリッド車の「408GTハイブリッド」。

プジョー 408に新たに設定された、48Vマイルドハイブリッド車の「408GTハイブリッド」。

今回の「GTハイブリッド」のパワートレーンは、新開発の1.2L 直3ガソリンターボエンジンと、電動モーターを内蔵した6速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)を組み合わせた、48Vマイルドハイブリッドシステムを採用している。このシステムは、最近ステランティス ジャパンが続々と日本に導入しているフィアット 600アルファロメオ ジュニア、そしてプジョー 3008のハイブリッド車と基本的に同じシステムだ。

16kWを発生する電動モーターのアシストにより、発進停止時の振動が抑制され、低速からの力強いトルクの立ち上がりとともにスムーズで心地よい加速を味わえる。また、走行状況によって、約30km/hまでモーター走行が可能だ。信号待ちの多い市街地走行では、1時間あたり約50%はエンジンを使用しない状態となり、実用燃費を飛躍的に向上させる。ガソリンエンジンモデルと比較して、22%超の燃費性能改善を実現した。

新開発エンジンの特徴と従来型からの改良ポイントは、以下のとおりだ。

●タイミングベルトから強度の高いタイミングチェーンに変更し、耐久性を向上
●ミラーサイクルの採用により、高効率運転を実現
●ターボチャージャーのジオメトリー可変領域の拡大
●ローラー式バルブリフターによる摩擦低減
●インジェクターの高圧化(最大噴射圧:35MPa)
●エンジン最高出力は6psアップし、システム合計出力は145psに向上

画像: 48Vマイルドハイブリッドのシステム(画像はプジョー 3008のもの)。

48Vマイルドハイブリッドのシステム(画像はプジョー 3008のもの)。

プジョー 408GTハイブリッドの車両価格(税込)は、529万円。ハンドル位置は、右のみ。なお、このGTハイブリッドの発売を機に、既に発売しているプラグインハイブリッド(PHEV)モデルの408は、名称を「GTプラグインハイブリッド」に変更する。

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