PHEVを新たに設定したほか、個性派仕様の新グレードを展開
最大の注目は、新たに導入されたプラグインハイブリッド(PHEV)仕様だ。300psを発生する2L直列4気筒インジニウムガソリンターボエンジンに105kW(140ps)のモーターを組み合わせ、強力かつ環境配慮性能を両立するPHEVとしている。
モーターに電力を供給するのは、19.2kWh容量のリチウムイオンバッテリーで、車体床下に搭載されている。このバッテリーによりWLTPモードで約43kmのEV走行が可能とされており、短距離の通勤や街乗りであれば電気だけで完結できる。

PHEVは110シリーズ(ディフェンダー 110 X-DYNAMIC SE P300e、ディフェンダー 110 X-DYNAMIC HSE P300e)のみに設定される。
走りに関する機能面では、路面に応じて車速を微調整し、操縦性を最大限に高めるアダプティブオフロードクルーズコントロール(「X」「V8」)を標準装備としている。
また、2025年モデルでは即完売となったディフェンダー史上最もタフでラグジュアリーなヒーローモデル「ディフェンダー オクタ」をラインナップ。
さらに新たに「ディフェンダー オクタ ブラック」をラインアップに追加。オクタ ブラックはナルヴィックブラックを基調とし、30以上のパーツにグロスまたはサテンブラック仕上げを施した個性派仕様となる。

2025年モデルで導入し発表後間もなくして完売になったヒーローモデル「ディフェンダー オクタ」。

ナルヴィックブラックのボディに30にもおよぶパーツをグロスブラックまたはサテンブラックで仕上げているディフェンダー オクタ ブラック。
ディフェンダー2026年モデルは、外観の刷新と内装の高機能化、高性能PHEVの追加により、従来モデル以上に魅力的な構成となった。特に都市生活と大自然の両方を視野に入れたPHEVと、ブラック/マット仕様による個性主張派向けグレードの展開は、多様な顧客ニーズに対応している。
英国製SUVの真髄を体現するディフェンダーは、冒険志向も都市志向も満たす次世代モダンラグジュアリーへと進化を遂げた。
■ディフェンダー2026年モデル パワートレーン&ラインナップ
●3L直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)
最高出力:257kW/350ps/最大トルク:700Nm
・DEFENDER 90 X-DYNAMIC HSE D350:1016万円
・DEFENDER 110 S D350:922万円
・DEFENDER 110 X-DYNAMIC SE D350:1027万円
・DEFENDER 110 X-DYNAMIC HSE D350:1096万円
・DEFENDER 110 X D350:1414万円
・DEFENDER 130 X D350:1557万円
・DEFENDER 130 OUTBOUND D350:1261万円
●2L直列4気筒INGENIUMターボチャージドガソリンエンジン
最高出力:300ps/最大トルク:400Nm
・DEFENDER 110 X-DYNAMIC SE P300、872万円
●5L V型8気筒スーパーチャージドガソリンエンジン
最高出力:525ps/最大トルク:625Nm
・DEFENDER 90 V8 P525:1627万円
・DEFENDER 110 V8 P525:1720万円
●5L V型8気筒スーパーチャージドガソリンエンジン
最高出力:500ps/最大トルク:610Nm
・DEFENDER 130 V8 P500:1782万円
●2L直列4気筒INGENIUMターボチャージドガソリンエンジン+105kWモーター(PHEV)
最高出力:300ps/最大トルク:625Nm
・DEFENDER 110 X-DYNAMIC SE P300e:932万円
・DEFENDER 110 X-DYNAMIC HSE P300e:1049万円
●4.4L V型8気筒ツインターボガソリンエンジン(MHEV)
最高出力:635ps/最大トルク:750Nm
・DEFENDER 110 OCTA P635:2105万円
・DEFENDER 110 OCTA BLACK P635:2250万円