ブリヂストンが誇る商品設計基盤技術「ENLITEN」が初めて、乗用車用スタッドレスタイヤ「BLIZZAK」に採用されることになった。シリーズネーミングも「WZ-1」に一新。氷上でのコントロール性能に加え、ドライ路面でのパフォーマンス、サステナビリティへの貢献に至るまで、すべてが新しいステージに立っている。それはまさに「もっと断トツ!」への進化と言えそうだ。

「ENLITEN」を初採用。新たなネーミングで革新をアピール

ブリヂストンは2025年7月15日、乗用車用スタッドレスタイヤの新シリーズ「BLIZZAK WZ-1(ブリザック ダブルゼットワン)」を発表した。2025年9月より順次、119サイズ(13インチから22インチまで網羅)を発売する。税込の希望小売価格は1本あたり1万3970円から14万8500円に設定されている。

画像: WZ-1がもたらす新しい価値は、あらゆるシーンに及ぶ。北海道・北東北などスタッドレスの主要マーケットでは「2台に1台がブリザック(を履く)」と言うが、さらに幅広い層に支持されることになりそうだ。

WZ-1がもたらす新しい価値は、あらゆるシーンに及ぶ。北海道・北東北などスタッドレスの主要マーケットでは「2台に1台がブリザック(を履く)」と言うが、さらに幅広い層に支持されることになりそうだ。

1988年、「PM」シリーズから始まったブリザックの歴史は、第二世代「MZ」、第三世代「REVO」、そして第四世代「VRX」シリーズへと受け継がれてきた。それぞれの革新の中で、トレッドパタンひとつとっても「ジグザグサイプ」「コンティニューラグ」「マルチZグルーブ」「V字ブロック」「L字ブロック」など、アイコニックな新技術が盛り込まれてきた。

そんな35年にわたる歴史の中でも今回、第五世代となる「WZ-1(ダブルゼットワン)」は、ひときわ画期的な進化を遂げている。

「ゴムを極める」「接地を極める」「モノづくりを極める」「サステナブル性能を追求」というさまざまな「究極」を実現するための独自の商品設計基盤技術「ENLITEN(エンライトン)」を、乗用車用スタッドレスとしては初採用。「ブリザック史上『断トツ』のICEコントロール性に加え、あらゆる路面で高いパフォーマンス」を謳う。

プロドライバーも納得。「粘る走り」が絶大な安心感につながる

たとえば「断トツのICEコントロール性能」を支えるのは、トレッドパタンと発泡ゴムの進化だ。「L字タンクサイプ」と名付けられた新トレッドパタンは、ひっかき効果によるグリップ力の向上に加えて、接地面の除水効果を高めるサイプ形状を採用。接地面積をさらに最大化している。

画像: L字タンクサイプやL字ブロックなどの独自パタンによって水分の除去とともに進入を抑制することで、優れた接地性を確保している。「アクアドレイン加工」と呼ばれる表面の微細な溝は、路面の水を除去する効果を発揮、装着してすぐに優れた氷上性能を実感できるという。

L字タンクサイプやL字ブロックなどの独自パタンによって水分の除去とともに進入を抑制することで、優れた接地性を確保している。「アクアドレイン加工」と呼ばれる表面の微細な溝は、路面の水を除去する効果を発揮、装着してすぐに優れた氷上性能を実感できるという。

同じく、タイヤが滑る原因となる路面の水膜を効果的に除去するために内部に無数の「気泡」と「水路」を配した独自技術「発泡ゴム」は、「Wコンタクト発泡ゴム」へとグレードアップ。水の分子レベルでのグリップ力まで活用する「親水性向上ポリマー」を採用する。

こうした氷上でのドライバビリティの向上は、「粘る走り」として安定したグリップ性、コントロール性の改善につながっている。ブリヂストンの社内テストでは、従来品「BLIZZAK VRX3」対比氷上でのブレーキ制動距離は11%短縮。さらに、氷上旋回時のラップタイムも4%短縮されている。

東京都内で開催された新製品発表会にスペシャルゲストとして登場したレーシングドライバー佐藤琢磨さんは、氷上でのWZ-1の進化の印象を「滑り出しが穏やかなことが、非常に大きな安心感につながっていますね」とコメント。さらに雪上での走りに関しても「コーナリングしながらのブレーキングでも、グリップが失われないのは驚いた」という。

画像: 社内テストドライバーによるテストデータをもとにした新旧の比較を実施。タイヤサイズ:185/60R15 84Q/試験車両:ヤリスHV 2WD。

社内テストドライバーによるテストデータをもとにした新旧の比較を実施。タイヤサイズ:185/60R15 84Q/試験車両:ヤリスHV 2WD。

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