2025年7月17日、レクサスは最上級のショーファードリブンMPV「レクサスLM500h」を一部改良、8月1日から発売することを発表した。静粛性を高めるとともに、後席パッセンジャーの「使いやすさ」にも配慮されている。
「居心地の良い明るさ」もバージョンアップ
レクサスLMは2020年、新世代の「ラグジュアリームーバー」として誕生。すべてのパッセンジャーが自然体でくつろぐことのできる優れた乗り心地、ゆとりと快適性を極めた居住空間など、「ラグジュアリームーバー」としての価値や存在意義を、LEXUS基準で磨き上げた1台だ。

リアホイールハウスから侵入するノイズをシャットアウトすることで、さらにラグジュアリーな移動空間を作り上げている。

EXECUTIVEの室内。各種スイッチ類をエンターコンソールへと再配置、利便性を向上させた。
今回の一部改良では、たゆまぬ進化を追求する「Always On」の哲学に基づき、静粛性を中心にグレードアップが図られた。リアホイールハウス、バックドア周りへの制振材・吸音材の追加・拡大を施すことで、とくに後輪やバックドアからの振動音を軽減している。
4座仕様のEXECUTIVEではさらに、「主役」であるリアパッセンジャーの利便性・快適性を高めるための改良を実施。たとえばリアオーバーヘッドコンソールに配されていたスイッチをリアセンターコンソールへと移設することで、座ったままでもスムーズにドアスイッチを操作することができるという。
このスイッチ移設に合わせて、リアオーバーヘッドコンソールにはダウンライトが新たに追加された。夜間など暗いシーンでの安全な乗降性をアシストするとともに、居心地のいい「明るさ」を演出してくれる。
「明るさ」に関しては、各種室内照明の限度上限が引き上げられているところもポイント。より好みに応じた最適な明るさに調整することが可能になっている。
グレードアップされたLM500hは、4座仕様のEXECUTIVEと6座仕様のversionLの2タイプが設定される。価格はそれぞれ2010万円、1500万円(税込)となる。