2025年7月18日、スバルはバッテリーEVのコンパクトSUV、新型「アンチャーテッド(Uncharted)」を世界初公開した。4月のニューヨーク国際モーターショーで発表された、EVステーションワゴン「トレイルシーカー(Trailseeker)」、EVミッドサイズSUV「ソルテラ(Solterra)改良モデル」に続く、スバルグローバルバッテリーEVラインナップの第3弾となる。スバルとトヨタが、「もっといいクルマづくり」を目指して、互いに強みとする技術や知見を持ち寄り共同開発を進めているモデルで、2026年に米国市場での導入を予定している。
クロストレックとソルテラの中間の扱いやすいサイズ
新型「アンチャーテッド」は、クロストレックとソルテラの中間といった扱いやすいコンパクトなサイズで、バッテリーEVならではの走行性能と、使い勝手や取り回しの良さといった実用性を兼ね備えた、多様なライフスタイルに応えるSUVとして開発された。
エクステリアは、クリーンでシームレスなフロントフェイス、ハイコントラストで凝縮された塊感のあるデザインが特徴。インテリアは、インパネまわりの造形をすっきりとした横基調として、開放的で居心地のよい空間を表現し、アンチャーテッド専用のオレンジ色の加飾が施される。
e-スバル・グローバル・プラットフォームを使って開発が進められ、駆動用バッテリーに74.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを採用し、1モーターのFWDモデルでは約300マイル(480km)以上、2モーターの4WDモデルでは約280マイル(448km)以上の航続距離を実現するという。
また、バッテリーを充電に最適な温度にコントロールする「バッテリープレコンディショニング」を採用し、充電量10%から80%までの急速充電時間を約30分に短縮した。「トレイルシーカー」「ソルテラ」改良モデルに続き、充電ポートに北米充電規格(North American Charging Standard)を採用する。

「タフでコンパクト」がテーマの新型「スバル アンチャーテッド」。ボディサイズはクロストレックとソルテラの中間。