スバルがニューヨーク 国際オートショーで2台のバッテリーEVを世界初公開。米国仕様車から発表

BEVならではの走行性能とCUVとしての実用性を両立

「トレイルシーカー（Trailseeker）」は、スバルのグローバルBEV（バッテリーEV）ラインナップ第2弾となるニューモデルだ。BEVならではの走行性能と、CUV（クロスオーバー ユーティリティビークル）としての実用性を高い次元で両立。日常でも非日常でも使いやすく、アクティブなライフスタイルを後押しするモデルで、スバルのBEV バリエーションを拡充する。

エクステリアは、BEVらしい先進性と、アウトドアにおける機能性や日常での使い勝手の良さを兼ね備えたアクティブでラギッドなデザインとした。インテリアは、インパネ全体をすっきりとした横基調とし、広さを感じさせる居心地のよい開放的なデザインに仕上げている。

電池および充電性能では、74.7kWの大容量リチウムイオンバッテリーを採用し、航続距離は約260マイル（約416km）以上を実現。さらに、急速充電の前にバッテリー本体の温度を調整するバッテリー プリコンディショニングを搭載して、常温時や冷間時に関わらず短時間での充電を可能とし、BEVとしての高い実用性を確保している。

走行性能では、前後に高出力モーターを搭載してシステム最大出力375psを実現。レスポンスよく最大トルクを発生させるモーター特性を活かした、BEVならではのリニアで伸びのある加速を提供する。また、スバルが培ってきた技術を活かしたサスペンションや電動パワーステアリングのセッティングや、ドライバーとクルマの一体感を高めた新たなAWD制御の採用で、さまざまな路面でもドライバーが意のままに操れる走りを実現した。

使い勝手では、大容量の荷室空間を確保するとともに、機能性を備えたカーゴルームを採用。また、ラダータイプの大型ルーフレールを採用して積載性を高め、さまざまな用途に対応する。このトレイルシーカーは、2026年以降に生産を開始し、米国市場で導入を予定している。