BMWは2025年7月31日(現地時間)、BMW M3 CSツーリングがニュルブルクリンク北コースで7分29秒490というタイムを記録し、ツーリングワゴンで史上最速となったことを発表した。
従来の記録を大幅に更新し、BMW Mの技術力の高さを改めて証明

BMW M開発ドライバーのヨルグ・ヴァイディンガー(メイン写真)が7分29秒490でニュルを攻略。
BMWが誇るハイパフォーマンスモデル、「M3 CSツーリング」が、ドイツのニュルブルクリンク北コースで新たな歴史を刻んだ。20.823kmに及ぶこの過酷なコースを、わずか7分29秒490という驚異的なタイムで駆け抜け、ツーリングワゴン史上最速の座を獲得したのだ。
この記録は、かつてM3ツーリングが保持していた7分35秒060というタイムを大幅に更新するものであり、BMW Mの技術力の高さを改めて証明する結果だと言える。

BMW M車両は、ニュルブルクリンク24時間レースでの21回の総合優勝を含む、数多くの成功を収めている。
BMW M3 CSツーリングは、M3 CS(セダン)やM4 CS/M4 CSLと並ぶBMW Mのニュルチャレンジシリーズの一翼を担う。M4 CSLが7分18秒137で最速、M4 CSが7分21秒989、M3 CS(セダン)が7分28秒760と続き、ツーリングワゴンボディとしてほぼセダンと遜色ないタイムで記録を達成したことで、その設計思想と開発力の高さが証明された。
BMW M社CEO、フランシスカス・ファン・ミールは「7分30秒を切るこの記録こそ、レーシングDNAと日常実用性のベストバランスを体現している」とコメントしている。