ヒョンデ モビリティ ジャパンが日本で発売する4車種目の電気自動車が、コンパクトSUVの「インスター(INSTER)」だ。そのディテールを写真で紹介しよう。

日本のコンパクトEV市場に与えた大きなインパクト

インスターに関しては以前ショールームに展示したものを紹介したが、今回は公道で試乗したトップグレードの「ラウンジ」で紹介しよう。ヒョンデのエンジン車「キャスパー」をベースにした可愛らしいスタイリングは、公道上で見ると、そのコンパクトさを実感する。全長3830×全幅1610×全高1615mmというサイズは、日本車でいえばスズキ ソリオより少し長く幅が短いといったところだ。

ヒョンデのBEVに共通のピクセルグラフィックを用いた前後のターンシグナルや丸型ヘッドランプ、そして前後にはスキッドプレートを装着したコンパクトSUV風のボディスタイルは、なかなか特徴的で可愛らしい。

インテリアでは、センターダッシュ上の10.25インチのナビゲーション用ディスプレイと、ハンドルの奥には同じく10.25インチのLCDメータークラスターが備わる。シートは前後とも2人掛けの4人乗りで、前後シートバックを倒せば車中泊も可能なフラットな空間もできる。

撮影車のラウンジでは115psと147Nmを発生する電気モーターで前輪を駆動。一充電走行距離(WLTCモード)は458kmと公表され、この数値は5ナンバーサイズEVで最長となる。走りっぷりはコンパクトカーとしては十分以上で、市街地でも高速道路でも普通に走っていれば周囲の流れをリードできるほどそこそこ速く、しかも静かだ。

日本市場向けに足まわりやADASをチューンして扱いやすくしたというヒョンデ インスター。適度なサイズに可愛らしいスタイリング、そして軽快な走りと十分な走行距離で、日本のコンパクトEV市場に大きな影響を与えたようだ。

ヒョンデ インスター ラウンジ 主要諸元

●全長×全幅×全高:3830×1610×1615mm
●ホイールベース:2580mm
●車両重量:1400kg
●モーター:交流同期電動機
●最高出力:85kW(115ps)/5600-13000rpm
●最大トルク:147Nm(15.0kgm)/0−5400rpm
●バッテリー総電力量:49kWh
●WLTCモード航続距離:458km
●駆動方式:FWD
●タイヤサイズ:205/45R17
●車両価格(税込):357万5000円

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