ちょっと古めな名車を買って乗って、いろいろドキドキしながら付き合っていくカーライフって実際、どんな感じ?レクサスSCをお題に始めた「#ちょいふるジョイフル」体験記は、早くもタイヤ交換を実施。果たして、どんな変化がもたらされたのでしょうか。(写真:永元秀和)

タイヤを替えた。バランスも調えた。さあ、リベンジだ

7月の半ば、大阪まで1000kmほどを往復してきました。お目当ては、いろいろ話題のEXPO 2025 大阪・関西万博ですが、それはついで。念願(あるいは懸案とも言う)のタイヤ交換をやっとこさ済ませて、「おそらくは本来の走りをある程度まで取り戻したと思しき」ちょいふるSC号の実質的な初試乗です。

画像: ブリヂストンの新世代プレミアムタイヤ「レグノ GR-XⅢ(ジーアールクロススリー)」は、Amazon経由でおおよそ16万円で購入。タイヤ交換は近場のタイヤ館で、ホイールアライメント調整とともにお願いした。

ブリヂストンの新世代プレミアムタイヤ「レグノ GR-XⅢ(ジーアールクロススリー)」は、Amazon経由でおおよそ16万円で購入。タイヤ交換は近場のタイヤ館で、ホイールアライメント調整とともにお願いした。

<レクサスSC430編③>でお話したとおり、履き替えたのはブリヂストンの最新プレミアムタイヤ「REGNO GR-XⅢ(レグノ ジーアール クロススリー)」。以前、試乗会に参加した折り、とっても素直な操縦性と穏やかな乗り心地が印象に残ったことからチョイス。実はその頃から、レクサスSCを購入したら奮発して履かせてみるつもりになっていました。

レグノGR-XⅢが目指したのは、最上級ブランドとしての快適性を進化させること。もちろん、運転のしやすさにつながる操縦性に関しても性能を引き上げています。そうしたタイヤとしてのトータルバランスの進歩が、20年前のプレミアムクーペの走りをどんなふうに進化させてくれるのか・・・興味があったからです。

ちなみに過去の情報を調べてみたところ、SCが現役だった当時、純正装着されていたのは「ダンロップ SP2030」か、ランフラットの「ブリヂストン トランザ ER33」(サイズは245/40R18)。OE向けの専用チューニングが施されていたようですが、基本的にはスポーツ寄りのプレミアムコンフォートタイヤ、という位置づけで共通していました。

当時、SCを試乗した印象では、十二分なグリップ性能と優れた快適性を備えているものの、ダイレクトなドライブフィールはあまり感じられないことが不満でした。なにより路面との対話感が薄く、操舵の手ごたえも甘々・・・当時は「なんだか古臭い」と思ったことを覚えています。

一方、購入したSCに装着されていたのは「ブリヂストン ポテンザ S007A」でした。2018年に発売が開始された「プレミアムスポーツ」タイヤで、コンフォート性にも配慮しつつ、ドライグリップを大幅に高めたハンドリング重視系です。

パフォーマンス的には非常に高そうですが、履いていたのは製造年月日が5年ほど前のもの。偏摩耗に加え、表面にはひび割れもあり。さすがに性能劣化は否めず。京都からの「お迎えドライブ」ではいろんな意味で残念なファーストインプレッションになってしまったことは、やはり前回、お伝えしたとおり。

今回、新しいタイヤに履き替えた上でホイールアライメントもしっかり調整したことでやっと、「おそらくは」本来のレクサスSCらしい走りを確かめることができたわけです。

画像: 「ふた」を全部閉めるとウッド&レザーのパラダイスが出来上がり。

「ふた」を全部閉めるとウッド&レザーのパラダイスが出来上がり。

画像: ルーフトップを閉めた状態なら、トランクルームは意外に広い。大型のキャリーも搭載できる。

ルーフトップを閉めた状態なら、トランクルームは意外に広い。大型のキャリーも搭載できる。

This article is a sponsored article by
''.