2025年8月15日(米国現地時間)、レクサスは米国カリフォルニア州ペブルビーチで開催される「ザ・クエイル モータースポーツギャザリング」に、「スポーツコンセプト(Sport Concept)」を出展すると発表した。

平成のスーパーカー「LFA」を彷彿とさせるスタイリング

「ザ・クエイル モータースポーツギャザリング」は、モントレー カーウイークを構成するイベントのひとつだ。クエイル ロッジ & ゴルフクラブで開催される200台限定のカーショーで、毎年、さまざまなコンセプトカーやスーパースポーツカーが出展される。

画像: 「ザ・クエイル モータースポーツギャザリング」に出展される、レクサス「スポーツコンセプト」。

「ザ・クエイル モータースポーツギャザリング」に出展される、レクサス「スポーツコンセプト」。

今回、レクサスが出展した「スポーツコンセプト」は、先進的かつ革新的なスタイルと、伝統的なスポーツカーらしさを併せ持った、レクサスが描く次世代のデザインを体現しているという。ワイド&ローなスタンスをもつ2ドアのプロポーションは、高い動的性能とエモーショナルな、次世代スポーツカーのビジョンを示している。

現段階でレクサスから公開されたスポーツコンセプトの画像は、ここで紹介している4点のみだが、その流麗なスタイリングは、2021年12月の「バッテリーEV戦略に関する説明会」でお披露目された「レクサス エレクトリファイドスポーツ(Electrified Sport)」の発展型と思われる。

また、2009年の東京モーターショーで発表されたスーパースポーツカー「LFA」をも彷彿とさせる。ヤマハと共同開発した4.8LのV10 DOHCをフロントミッドシップ搭載したLFAは、世界限定500台で生産され、日本では約200台が販売された。

スポーツコンセプトのフロントまわりにも、どことなくLFAとのつながりを感じさせる。抑揚に富むボディサイドのラインは、LFAのそれをさらに強調したものとなり、テールランプまわりのデザインもLFAを意識しているようだ。テールエンドには格納式スポイラーも備わる。

画像: テールランプまわりのデザインはLFAを彷彿とさせる、レクサス スポーツコンセプトのリアビュー。

テールランプまわりのデザインはLFAを彷彿とさせる、レクサス スポーツコンセプトのリアビュー。

ところで、トヨタは2025年7月に英国で開催された「グッドウッド フェスティバル of スピード」で、カモフラージュされた「トヨタ GTコンセプト」とそのレース仕様を世界初公開した。こちらは2022年の東京オートサロンで発表された「GR GT3コンセプト」の発展型と思われる。

いずれも外寸やパワートレーンなどのスペックは未発表で、レクサス スポーツコンセプトはファストバック クーペ、トヨタ GTコンセプトはノッチバック クーペとスタイリングは異なるが、プラットフォームやパワートレーンを共有している可能性は高いだろう。

いずれにしても、トヨタ(およびレクサス)がスーパースポーツカーを開発していることは間違いない。おそらく、2025年のジャパンモビリティショー(一般公開日:10月30日~11月9日/会場:東京ビッグサイト)では、具体的な発表があるのではないだろうか。期待しよう。

画像: 2022年の東京オートサロンに出展された「GR GT3コンセプト」。

2022年の東京オートサロンに出展された「GR GT3コンセプト」。

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