3Dプリンターを利用して作られた未来感覚インテリア
サイドビューでは、フロントフード先端からリアまでが、エッセンツァ SCV12のロングテールにインスパイアされた1本のラインで描かれている。リアまわりはランボルギーニのデザイン史において前例のないもので、ウイングとホイールアーチをつなぐ連続したラインがボディ部分とリアを明確に分けている。

カーボンファイバーを多用したレーシングライクなコクピット。
インテリアを観ると、3つのデジタル画面はミニマリズムにかなったデザインとなるほか、ほとんどの操作ボタン類を不要としている。ドライバーはレーシングカーの場合と同様に、公道またはサーキットでのドライビングに完全に集中することができる。
スポーツパッド装備のセンターコンソールからドアパネル、スポーツバケットシートなど、キャビンでは主にカーボンファイバーが使用されている。バケットシートはフェノメノ専用に設計され、3Dプリンターを使用して作られたカーボンファイバー製のインストルメントクラスター内のエアベントも同様だ。
世界29台限定の“Few Off(希少な)”モデル、フェノメノの日本仕様に関してはアナウンスされていないが、おそらく数台は導入されるものと思われる。そして例によって、限定29台は既に売約済みになっているに違いない。

はたして、日本には何台のフェノメノが導入されるのだろうか?
ランボルギーニ フェノメノ 主要諸元
●全長×全幅×全高:5014×2076×1161mm
●ホイールベース:2779mm
●車両重量:約1770kg(パワー/ウエイト レシオから推定)
●エンジン:V12 DOHC+モーター×3
●総排気量:6498cc
●エンジン最高出力:835ps/9250rpm
●エンジン最大トルク:725Nm/6750rpm
●システム総合出力:1080ps
●トランスミッション:8速DCT
●駆動方式:4WD
●最高速度:350km/h以上
●0→100km/h加速:2.4秒
●0→200km/h加速:6.7秒
●100→0km/h制動距離:30m
●タイヤサイズ:前265/30ZRF21、後355/25ZRF22