2025年8月31日(現地時間)、F1第15戦オランダGPがザントフォールト・サーキットで開催され、マクラーレンのオスカー・ピアストリが優勝。2位にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン、3位には初表彰台となるアイジャック・ハジャー(レーシングブルズ)が入った。角田裕毅(レッドブル)は3回の赤旗が出る乱戦の中で9位に順位を上げて2ポイントを獲得した。

最後までハイペースを維持、ハジャーが殊勲の表彰台

優勝争いの後方で注目を集めたのが、フェルスタッペンとほぼ同等のペースを披露したハジャー。4番グリッドからスタートしたハジャーは、オーバーテイクを仕掛けてくるルクレールやジョージ・ラッセル(メルセデス)のアタック、セーフティーカーによる混乱にもまったく動じず、スタートからポジションを守り続けた。

そしてノリスのリタイアにより3番手に浮上すると、そのまま初めての表彰台を掴み取った。レース後のハジャーは、「信じられないような結果だ。しっかりと自分のポジションをキープしていたおかげだ。全力を尽くしてミスもなかった。子供のころからの夢が叶ったよ」と満面の笑顔を見せた。信じられないような結果だ。しっかりと自分のポジションをキープしていたおかげだ。全力を尽くしてミスもなかった。子供のころからの夢が叶ったよ」

画像: 自身初の表彰台を獲得したレーシング・ブルズのイザック・ハジャー。20歳11か月3日での表彰台獲得は、フランス人最年少、全体でも5番目の若さ。

自身初の表彰台を獲得したレーシング・ブルズのイザック・ハジャー。20歳11か月3日での表彰台獲得は、フランス人最年少、全体でも5番目の若さ。

画像: 第15戦オランダGPのタイヤ戦略。スタートから3種類のコンパウンドすべてが選択され、クラッシュやリタイアによる度重なる中断もあって最後まで先が読めない展開となったが、3種類すべてのコンパウンドが競争力を示した。

第15戦オランダGPのタイヤ戦略。スタートから3種類のコンパウンドすべてが選択され、クラッシュやリタイアによる度重なる中断もあって最後まで先が読めない展開となったが、3種類すべてのコンパウンドが競争力を示した。

次戦第16戦イタリアGPは、サマーブレイクを挟んで、9月5日にイタリア北部ミラノ近郊モンツァのアウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァで開幕、決勝は9月7日に開催される。(文:新村いつき)

2025年F1第15戦オランダGPリザルト

2025年F1第15戦オランダGP決勝 結果  

1位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス ) 72周
2位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+1.271s
3位 6 I.ハジャー(レーシングブルズ・ホンダRBPT)+3.233s
4位 63 G.ラッセル(メルセデス)16 C.ルクレール(フェラーリ)+5.854s
5位 23 A.アルボン(ウイリアムズ・メルセデス)+6.327s
6位 87 O.ベアマン(ハース・フェラーリ)+9.044s
7位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+9.497s
8位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+11.709s
9位 22 角田裕毅(レッドブル・ホンダRBPT)+13.597s
10位31 E.オコン(ハース・フェラーリ)+14.063s
ファステストラップ 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス )

2025年F1ドライバーズランキング(第15戦終了時)

1位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)309
2位 4 L.ノリス(マクラーレン)275
3位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)205
4位 63 G.ラッセル(メルセデス)184
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)151
6位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)109
7位12 K.アントネリ(メルセデス)64
7位 23 A.アルボン(ウイリアムズ)64
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18位 22 角田裕毅(レッドブル)12

2025年F1コンストラクターズランキング(第15戦終了時)

1位 マクラーレン 584 
2位 フェラーリ 260
3位 メルセデス 248
4位 レッドブル 214
5位 ウイリアムズ 80
6位 アストンマーティン 62
7位 レーシングブルズ 60
8位 キックザウバー 51

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