2025年9月19日(現地時間)、F1第17戦アゼルバイジャンGPが首都バクーの市街地サーキットで開幕する。バクーは古くからヨーロッパとアジアを結ぶ要衝として栄えてきたカスピ海沿岸最大の都市で、城壁に囲まれた旧市街と近未来的な巨大建造物が立ち並びぶ新市街地が共存する魅力的な街。アゼルバイジャンGPは2023年にスプリントフォーマットで開催されたが、今年は通常のレースフォーマットで行われる。

昨年はピアストリがルクレールを逆転して快勝

昨年2024年のアゼルバイジャンGPでは、ポールポジションから逃げるシャルル・ルクレール(フェラーリ)とそれに喰らいついたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)の優勝争いになる中、ピアストリはミディアムタイヤからハードタイヤに交換した第2スティントで一気に差を詰めると、ルクレールの虚をつくレイトブレーキングで鮮やかに首位を奪い、そのままフィニッシュした。

画像: 昨年2024年のアゼルバイジャンGP。マクラーレンのオスカー・ピアストリがシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抑えてトップでチェッカーフラッグを受けた。

昨年2024年のアゼルバイジャンGP。マクラーレンのオスカー・ピアストリがシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抑えてトップでチェッカーフラッグを受けた。

レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、優勝争いにからめないまま2ストップ戦略に変更してソフトタイヤに履き替えたが、チームメイトのセルジオ・ペレスとカルロス・サインツ(フェラーリ)のクラッシュでバーチャルセーフティカーが発動し、最速ラップ獲得のチャンスさえも失い、見せ場なく5位に終わった。

この結果、コンストラクターズ選手権でついにマクラーレンがレッドブルを上回ったばかりか、逆に20点の大差をつけることになった。

画像: 昨年2024年のアゼルバイジャンGPのタイヤ戦略。全員が同じような選択。ソフトは明らかに予選タイヤで、ハードタイヤは決勝レースの主力コンパウンド、ミディアムタイヤはレースでのバトルとロングランの両方が狙えるタイヤとなった。

昨年2024年のアゼルバイジャンGPのタイヤ戦略。全員が同じような選択。ソフトは明らかに予選タイヤで、ハードタイヤは決勝レースの主力コンパウンド、ミディアムタイヤはレースでのバトルとロングランの両方が狙えるタイヤとなった。

【参考】2024年F1第17戦アゼルバイジャンGP決勝 結果

1位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス) 51周
2位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+10.910s
3位 63 G.ラッセル(メルセデス))+31.328s
4位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス )+36.143s
5位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT))+77.098s
6位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+85.468s
7位 23 A.アルボン(ウイリアムズ・メルセデス)+87.396s
8位 19 F.コルピン(ウイリアムズ・メルセデス)+89.541s
9位 44 L.ハミルトン(メルセデス) +92.401s
10位 16 O.ベアマン(ハース・フェラーリ)+93.127s
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リタイア 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)
ファステストラップ 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)

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