2025年9月22日(現地時間)、ヒョンデモーターカンパニー(以下ヒョンデ)は米国ニューヨークで「CEO Investor Day」を開催し、野心的な成長戦略を発表した。この「CEO Investor Day」は投資家やステークホルダーに向けて中長期的な戦略を共有するイベントで、今回初めて韓国外で開催された。製品拡充、生産体制の強化、そして技術革新に対する強いコミットメントが示されている。

グローバルで2030年までに年間120万台の追加生産能力を確保

生産体制に関しては、8月に米国ジョージア州のHyundai Motor Group Metaplant America(HMGMA)の年間生産能力を2028年までに50万台に引き上げる計画を発表しているが、そのために3年間で総額27億ドルを投資し、約3000人の新規雇用を創出する。ヒョンデは2030年までに米国で販売する車両の80%以上を現地生産とすることを目指しており、サプライチェーンにおける現地調達比率も60%から80%へと引き上げるとしている。

グローバル全体では、2030年までに年間120万台の追加生産能力を確保する。内訳は、HMGMAで50万台、インド・プネで25万台、韓国・蔚山の専用EV工場で20万台、さらに、サウジアラビア、ベトナム、北アフリカなどで25万台を追加。特に2026年第4四半期に稼働を開始予定のサウジアラビア工場では、次世代ロボティクスと現地生産体制を導入し、年間5万台の生産能力を備えるとしている。

最後にホセ・ムニョスCEOは「私たちは変化に適応するだけではなく、それをリードしていきます。電動化への取り組み、ソフトウェア定義型車両への投資、製造の卓越性への注力、そしてお客様を常に最も大切な存在としてお迎えする姿勢を通じて、未来のモビリティ企業を築いていきます」とコメントし、イベントを締めくくった。

画像: バッテリー戦略も発表。コスト30%削減、エネルギー密度15%向上、充電時間15%短縮を2027年までに実現する。25万マイル(約40万km)以上走行した車両を含む5万台以上のIONIQ 5の耐久データを分析し、大多数の車両が90%以上のバッテリー性能を維持していることを確認したという。

バッテリー戦略も発表。コスト30%削減、エネルギー密度15%向上、充電時間15%短縮を2027年までに実現する。25万マイル(約40万km)以上走行した車両を含む5万台以上のIONIQ 5の耐久データを分析し、大多数の車両が90%以上のバッテリー性能を維持していることを確認したという。

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