自動車専門誌、月刊モーターマガジンで連載している最新BEVの長期レポート。2025年3月からテストしているのは ヒョンデ コナ Nライン、その7回目。

音とハンドルへの振動で危険を教えてくれる

話は変わるが充電口にLEDが用意され、車内のSOCインジケーターを確認しなくても点灯している数で充電量がわかるようになっていて便利である。ちなみにひとつ点灯した状態のSOCは0 −24%、ふたつは25−49 %、3つは50−74%、4つは75−100%である。

画像: 充電ポートでは充電残量を4段階のLEDで確認することができる。

充電ポートでは充電残量を4段階のLEDで確認することができる。

セーフティ関連にも触れておきたい。たとえば車庫入れや駐車時の後退には、周囲をセンターディスプレイに映し出し、走行ルートに障害物があると警告音とハンドルの振動でドライバーに注意を促してくれる機能もある。

画像: トノカバーを後席後に収納し、高さのある荷物をラゲッジルームに積めるようにしている。

トノカバーを後席後に収納し、高さのある荷物をラゲッジルームに積めるようにしている。

さらに進路変更する時も後方の死角をメーター内に映し出してくれるが、それだけではなく車両が接近、または気づかずにそのまま進行すると、前後車両との距離が短く接触の危険があるときにも音と振動で警告してくれるのである。危険なときは、ハンドル操作にも干渉して未然に事故を防いでくれるのである。こうした安全性は万全の体制であり、そしてコナの大きな魅力のひとつでもある。

こうしてヒョンデは、長い時間を使い、長い距離を走ることでわかったことをクルマの開発にフィードバックしている。実際に使っている人の話を聞くことはとても大切ことだが、そうした声を聞く耳を持っているのだ。
たとえば224年11月に改良されたIONIQ 5にはリアワイパーが装着されたのだが、それはオーナーからの要望がフィードバックされ、改良モデルに装着されたのだという。このように声を開発に反映していくヒョンデのクルマは日々、進化を続け、より良くなっていくのである。

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