2025年10月17日(現地時間)、F1第19戦アメリカGPがテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開幕する。なお今年もアメリカGPはスプリントフォーマットで行われる。

昨年は2強対決をよそにフェラーリが1-2フィニッシュを達成

昨年2024年アメリカGPは、ポールポジションのランド・ノリス(マクラーレン)と、2番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の意地のぶつかり合いで幕を開けたが、スタートで両車が揃ってアウト側にはらむ中、シャルル・ルクレールが苦もなく首位に立つと、そこから脅威的なレースペースの速さを発揮して独走状態に持ち込み、そのままあっさりとフィニッシュまで走り切ってシーズン3勝目をマーク。2位にカルロス・サインツが入り、フェラーリが1-2フィニッシュを達成した。

画像: 昨年のアメリカGPを制したシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2位にカルロス・サインツが入り、フェラーリが1-2フィニッシュを達成した。

昨年のアメリカGPを制したシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2位にカルロス・サインツが入り、フェラーリが1-2フィニッシュを達成した。

ノリスとフェルスタッペンはペースが上がらず、ルクレールを追うどころか、3位表彰台を激しく争うことになり、その攻防の中でノリスに5秒ペナルティが課され、フェルスタッペンがなんとか3位を確保した。

画像: 昨年のアメリカGPのタイヤ戦略。セーフティカーの助けと高度なタイヤマネジメント、トラックエボリューションの進化により、1ストップが勝利戦略となった。

昨年のアメリカGPのタイヤ戦略。セーフティカーの助けと高度なタイヤマネジメント、トラックエボリューションの進化により、1ストップが勝利戦略となった。

【参考】2024年F1第19戦アメリカGPスプリント 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)19周[8]
2位 55 C.サインツ(フェラーリ) +3.882s[7]
3位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) +6.240s[6]
4位16 C.ルクレール(フェラーリ) +6.956s[5]
5位 63 G.ラッセル(メルセデス)+15.766s[4]
6位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+18.724s[3]
7位 20 K.マグヌッセン(ハース・フェラーリ)+25.161s[2]
8位 27 N.ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+25.588s[1]
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9位11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+29.950s
11位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)+38.363s
16位 30 L.ローソン(RB・ホンダRBPT) +44.088s
※[ ]=獲得ポイント

【参考】2024年F1第19戦アメリカGP決勝 結果

1位 16 C.ルクレール(フェラーリ)56周[25]
2位 55 C.サインツ(フェラーリ)+8.562s[18]
3位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+19.412s[15]
4位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+20.354s[12]
5位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+21.921s[10]
6位 63 G.ラッセル(メルセデス)+56.295s[8]
7位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+59.072s[6]
8位 27 N.ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+62.957s [4]
9位 30 L.ローソン(RB・ホンダRBPT) +70.563s[2]
10位 18 F.コラピント(ウイリアムズ・メルセデス)+71.979s[1]
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14位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)+1L
ファステストラップ 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー)
※[ ]=獲得ポイント。

ピレリの分析「今年もミディアムタイヤを基本とした2ストップが主流か」

タイヤを供給するピレリは、アメリカGP開幕にあたって「今回は、ハード=C1、ミディアム=C3、ソフト=C4の3種類のタイヤを供給します。連続しないコンパウンドが選ばれるのは今季2回目で、スパ・フランコルシャンでは悪天候の影響でこの戦略的選択はレースに影響を与えませんでしたので、今回が初の本格テストとなります。理論上、ハードとミディアムを組み合わせる1ストップ戦略と、ミディアムとハードを組み合わせる2ストップ戦略という、2つのシナリオが考えられます。昨年は2ストップが予想されましたが、セーフティカーの助けと高度なタイヤマネジメント、トラックエボリューションの進化により、1ストップ戦略が主流となり、計画的に2ストップを行ったドライバーは少数でした。サーキット・オブ・ジ・アメリカズでは、タイヤの摩耗は主に熱によるもので、10月のテキサスは気温が高くなる傾向があり、昨年の決勝でも気温は30度を超えました。1ストップと2ストップ、どちらが勝利戦略となるかは、スプリントでのデータや週末の天候にも左右されることになりそうです」と分析している。

画像: アメリカGP開幕に向けてピレリが公開した分析データ。昨年に続いてスプリントフォーマットで行われる。

アメリカGP開幕に向けてピレリが公開した分析データ。昨年に続いてスプリントフォーマットで行われる。

さてアメリカGPはどんなレースとなるのか。F1第19戦アメリカGPは、10月17日金曜日12時30分(日本時間10月18日2時30分)からのフリーで開幕、スプリント予選は金曜日夕刻から行われ、土曜日のスプリントと予選をはさんで、決勝は10月19日日曜日14時(日本時間10月20日4時)に開始される。

2025年F1第19戦アメリカGP タイムスケジュール

フリー走行:10月17日12時30分〜13時30分(日本時間10月18日02時30分〜03時30分)
スプリント予選:10月17日16時30分〜17時14分(日本時間10月18日06時30分〜07時14分)
スプリント(19周):10月18日12時〜12時30分(日本時間10月19日02時〜02時30分)
予選:10月18日16時〜17時(日本時間10月19日06時〜07時)
決勝(56周):10月19日14時〜(日本時間10月20日04時〜)

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