安全機能と快適装備をさらに充実
スズキの本格クロカン軽4WD「ジムニー」は、初代が1970年に発表され、現行型は2018年に発表された4代目にあたる。初代からジムニーの小型4WD版もラインナップされたが、「シエラ」の名で登場したのは1995年に2代目のマイナーチェンジからで、1998年に登場した3代目では一時「ジムニー ワイド」となったが、2004年のマイナーチェンジ時に「ジムニー シエラ」に戻り、4代目でもそのままラインナップされている。

ジムニーXC(ボディカラーは、キネティックイエロー ブラック 2トーンルーフ)
今回の一部仕様変更では、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用し、車線逸脱抑制機能を標準装備した。そのほか、アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付きは4速AT車のみ]や後方誤発進抑制機能、スズキコネクトに対応し、安全機能と快適装備をさらに充実させた。
それ以外の内外装の装備やパワートレーンに関しては変更はない。ジムニーは0.66Lターボ+パートタイム4WD、ジムニー シエラは1.5L+パートタイム4WDの組み合わせで、トランスミッションはいずれも5速MTと4速ATを設定。
今回の一部仕様変更に伴い、車両価格(税込)も引き上げられた。主な車両価格は、ジムニーがXGの191万8400円からXCの216万400円、ジムニー シエラがJLの227万1500円からJCの238万5900円となっている。いずれも、5速MT/4速ATは同価格となっている。

ジムニーXG(5速MT)のインパネまわり。
なお、この一部仕様変更は5ドアのジムニー ノマドには適用されていない。2025年7月から生産台数を月間約1200台から約3300台に増産し、同年9月からデリバリーも増幅しているが、今のところ新規受注は停止されたままだ。