「マッチングナンバー」でなくても認証はされる

認証を受けたクルマには、Bピラーの内側に認定の証しであるプレートが貼られる。
なお、マセラティ クラシケではパワートレーン以外のレストア作業は直接行わず、認証したクルマでレストアの必要があれば外部プロバイダーを紹介するという。
また、他のメーカーではシャシとエンジン/ギアボックスなどがオリジナル(生産した当時のまま)の、いわゆる「マッチングナンバー」でなければ認証しないという例もあるが、マセラティではカタログモデルとして存在していれば、エンジンなどを載せ換えていても認証するという。また、社外品のパーツを装着していても、マセラティがオプションとして認定しているものであれば認証される。
今回、日本で認証中のクルマは、1965年型のミストラル、1965年型のセブリング、1967年型のギブリ、1967年型のインディ、1971年型のギブリSS、そして2001年型の3200GTの6台。既に認証を受けたクルマもあれば、これから認証プロセスに入るクルマもある。

認証を受けたクルマに与えられる、ブックや証明書とフォルダ。手前左はチェックしたオイルなどのサンプル。
認証を受けたクルマには、Bピラーの内側に認定の証しであるプレートが貼られ、認定証やクルマの情報(素性)、認証プロセスの写真や技術的項目などを掲載したブックが、豪華なフォルダに収まったボックスでオーナーに渡される。
マセラティ ジャパンでは、2026年以降も日本でマセラティ クラシケを展開し、貴重な車両の正統性と価値を正式に認証し、未来の世代へと受け継いでいく。マセラティ クラシケに関する詳細や申し込みに関しては、マセラティ ジャパンの公式Webサイトを参照して欲しい。