Alfa Romeo(アルファロメオ)とMaserati(マセラティ)は、新プロジェクト「BottegaFuoriserie(ボッテガ・フオリセリエ)」をイタリア モーターバレーにおいて立ち上げた。両ブランドのクラフトマンシップと先進性を融合し、カスタムビルドからレストレーション(修復事業)、モータースポーツ技術の融合までを担う創造拠点となる。

アルファロメオとマセラティのブランド戦略と将来の展望

このボッテガ・フオリセリエは、アルファロメオとマセラティがそれぞれのアイデンティティを保ちつつ、共通の創造拠点を通じてシナジーを生み出す“新しい時代”の象徴とされている。

サント・フィチリ氏は「この立ち上げは新たな時代の象徴である。イタリアの創造性、エンジニアリング、職人技を信じる我々の揺るぎなき信念を示す」と語る。

そして、マセラティのCEOジャン=フィリップ・アンパラト氏は「夢が現実になる交差点を体現する」と述べ、創造性と規律の結合、すなわち“夢を触れ得るものに変える場”としてボッテガ・フオリセリエを位置づけた。

画像: 熟練の職人が金属ボディの曲面を精査する。ボッテガ・フオリセリエに息づく、完璧な造形を追い求めるクラフト精神の象徴だ。

熟練の職人が金属ボディの曲面を精査する。ボッテガ・フオリセリエに息づく、完璧な造形を追い求めるクラフト精神の象徴だ。

クリスティアーノ・フィオリオ氏は「過去・現在・未来が交差する場だ。歴史を祝いつつ次を想像する。このチームとともに、技術的だけではなく感情的にも忘れ得ぬクルマを創る」と述べており、ただの仕様変更ではない“感情”を宿すクルマ作りを宣言している。

このプロジェクトが示すのは、従来の量産モデルとは異なる、限定・特注・物語を備えたクルマの価値が再び中心となるという潮流だ。両ブランドが歴史に根ざしながら、未来に向けて差別化を図る戦略の切り札と言える。

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