熟練の職人たちによって製作された唯一無二のモデル
●ファントム・シンティラ
ロールス・ロイスを象徴するスピリット・オブ・エクスタシーへのオマージュを込めたプライベート・コレクション。スピリット・オブ・エクスタシーの優雅さ、躍動感、幻想的な美しさを表現した世界限定10台世界限定10台の特別なモデルで、ラテン語で「閃光」を意味する言葉にその名を由来するモデルは、ギリシャの大理石像「サモトラケのニケ(The Winged Victory of Samothrace)」にインスピレーションを得て、スピリット・オブ・エクスタシーのフィギュアに精巧なセラミック仕上げが施されている。
そのデザインはドレスの動きにインスピレーションを得たもので、エクステリアはビスポークによるツートーン仕上げで、ボディ上部にはアンダルシアン・ホワイトが、ボディ下部には「サモトラケのニケ」の由来となったサモトラケ島を囲む海の色から着想を得たトラキアン・ブルーが配されている。繊細なメタリックフレークが海面に反射する太陽光の輝きを再現している。
インテリア全体には優なビスポークの刺繍が施され、スピリット・オブ・エクスタシーのエレガントな躍動感を捉えた精緻なギャラリーのアートワークが展開されている。

ロールス・ロイスの永遠のミューズであるスピリット・オブ・エクスタシーの幻想的な美しさを表現するプライベートコレクション「ファントム・シンティラ(Phantom Scintilla)」(世界10台限定)。
●ファントム・オリベ
日本古来の陶器である織部焼の暗緑色とクリーム色の釉薬から着想を得て、実業家の前澤友作氏のためにロールス・ロイスとエルメスのビスポーク・スペシャリストがコラボレーションし誕生した。ロールス・ロイスとエルメス、それぞれのブランドが誇る素材、技法、ノウハウを駆使し、密に連携してデザインし、熟練の職人たちによって製作された唯一無二のモデルで、2021年に発表された。
エクステリアには織部焼にインスピレーションを得た「MZオリベ・グリーン(MZ Oribe Green)」と名付けられたビスポークの特別な塗装が施され、インテリアには大胆で明確、かつ想像力豊かな前澤氏のビジョンが表現されている。

日本古来の陶器である織部焼の暗緑色とクリーム色の釉薬から着想を得て開発された「ファントム・オリベ」(2021年)。「MZオリベ・グリーン(MZ Oribe Green)」と名付けられたビスポークの特別な塗装が施されている。
●ファントムII コンチネンタル
1930年代に世界でわずか279台のみが生産されたヘリテージカー。この希少な車両は、ファントム II よりホイールベースが短く設計されており、世界中のコンクールドエレガンスに出品され、戦前のロールス・ロイスの中でも特に重要なモデルの一つとされている。

1930年代に世界でわずか279台のみ生産された「ファントムII コンチネンタル」。ファントム100周年を象徴するヘリテージカー。
ロールス・ロイス・モーター・カーズ アジア太平洋リージョナル・ディレクターのアイリーン・ニッケイン (Irene Nikkein)氏はこのイベントについて「一世紀に渡るロールス・ロイスを象徴するファントムの歴史は、単なる自動車の進化の物語にとどまらず、それぞれの時代の社会や文化、技術の変遷を映し出す壮大な文化史でもあります。歴代のオーナーの個性やビジョンを具現化してきたファントムは、手作業で製造されるロールス・ロイスの車が、『唯一の限界はあなたの想像力』であるという私たちの理念に触発された、お客様のための唯一無二の芸術品であることを示しています。その革新性と細部に宿る職人技を通じて、時代を超えて愛され続けるファントムのビスポークによる創造性の魅力をご紹介できることを大変嬉しく思います」とコメントしている。


