使う人の日常に溶け込める優しいクルマを目指したというアクアが、フロントマスクをガラリと変え、大胆にイメージチェンジされました。数日間ともに過ごしてみて、現行型登場時に掲げた開発の軸でもある「乗る人への優しさ」はそのままに、上質なBセグメントコンパクトカーに成長していることを実感しました。

運転支援システムは上級車種と同等の機能を備える

画像: 助手席アッパーボックスのリッドやフロントドアトリムは合成皮革で覆われたソフトパッドが使われ質感が高い。

助手席アッパーボックスのリッドやフロントドアトリムは合成皮革で覆われたソフトパッドが使われ質感が高い。

Toyota Safety Senseに含まれるレーダークルーズコントロールやレーントレーシングアシスト、また先行車との距離を測り自動的に減速&回生するプロアクティブドライビングアシスト(PDA)の制御も自然で安心して使えました。

画像: 駐車位置を指定すると、クルマが自動的に駐車してくれるトヨタ チームメイト[アドバンスト パーク] は「Z」グレードにのみオプション設定される。

駐車位置を指定すると、クルマが自動的に駐車してくれるトヨタ チームメイト[アドバンスト パーク] は「Z」グレードにのみオプション設定される。

なお、今回は約140㎞(約半分は高速道路)を走り、取材終了時のメーターに表示された平均燃費は24.km/Lでした。この数値はBセグメントコンパクトカーの4WD車としてはかなり優秀な実燃費と言えるでしょう。

顔は大きく変わっても、乗ればいつものアクアで安心感がある乗り味でした。それでいて運転支援システムや走りの質感など細かい部分は着実に進化していました。開発者は「すべての人の手が届く、優しいクルマを目指した。実際に乗ってそのジェントルさを感じてほしい」とインタビュー時に語っていましたが、新型アクアは、その狙いどおりのクルマに仕上がっていました。
(文:モーターマガジン編集部 小泉/写真:伊藤嘉啓)

■トヨタ アクア Z 主要諸元(【 】内は4WD車)

●全長×全幅×全高:4080×1695×1485【1505】mm
●ホイールベース:2600mm
●最小回転半径:5.2m
●車両重量:1140【1230】kg
●エンジン:1.5L直3DOHC
●エンジン最高出力:67kW(91ps)/5500rpm
●エンジン最大トルク: 120Nm(12.2kgm)/3800-4800rpm
●燃料・タンク容量:レギュラー・36 L
●WLTCモード燃費:33.6【33.0】km/L
●モーター種類:フロント 交流同機電動機【リア:交流誘導電動機】
●モーター最高出力:フロント:59kW(80ps)【リア:4.7kW(6.4ps)】
●モーター最大トルク:フロント 141Nm(14.4kgm)【リア 52Nm(5.3kgm)】
●駆動方式:FF【4WD(E-Four)】
●トランスミッション:電気式無段変速機
●サスペンション形式:前 ストラット/後 トーションビーム【ダブルウイッシュボーン】
●ブレーキ 前/後:Vディスク/ドラム
タイヤサイズ:185/65R15
●車両本体価格 282万4800円【302万2800円】

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