2025年11月14日(現地時間)、英国のベントレーモーターズは、初代スーパースポーツの誕生から100年を迎える節目の年にあたり、第4世代の新型「ベントレー スーパースポーツ」を発表した。かねてから明らかになっていたとおり、アメリカ・ニューヨークが世界初公開の場に選ばれた。

ハイブリッドシステムを用いない新開発4L V8 ツインターボを搭載

初代スーパースポーツ誕生からちょうど100年、通算4代目となる新型「ベントレー スーパースポーツ」は最新世代のコンチネンタルGTをベースにしながら、ブランド史上最軽量の2シーター後輪駆動仕様として仕立てられた。

画像: アクラポヴィッチと共同開発されたフルレングスのチタン製エキゾーストシステムを装備。そのサウンドは深く、力強く、そして完全に自然な形で増幅され、人工的なサウンド演出はない。通常はアルミ製のルーフは、カーボンファイバーパネルに置き換えられ、軽量化と重心の低下が図られている。

アクラポヴィッチと共同開発されたフルレングスのチタン製エキゾーストシステムを装備。そのサウンドは深く、力強く、そして完全に自然な形で増幅され、人工的なサウンド演出はない。通常はアルミ製のルーフは、カーボンファイバーパネルに置き換えられ、軽量化と重心の低下が図られている。

搭載されるエンジンはハイブリッドシステムを用いない純粋な内燃機関である新開発4L V8 ツインターボで、最高出力は666PS(657bhp)、最大トルク800Nmを発生。そのパワーはZF製8速デュアルクラッチギアボックスを介して後輪に伝達される。

クラッチが強化されたトランスミッションは変速プログラムも専用仕立てられ、ギアチェンジはこれまで以上に鋭く反応が鋭くなり、ダウンシフト制御も綿密に調整されている。これにより、0-100km/h加速は3.7秒、最高速度は310km/h(いずれも開発予定値)と公表されている。

パワーは電子制御式LSD(eLSD)を介して後輪のみに伝達され、最適なトラクション、敏捷性、安定性を確保すべく、ステアリング、サスペンション、トラクションはESCシステムによってコントロールされる。このESCのシステム介入度が異なる3つの走行モード(ツーリングモード/ベントレーモード/スポーツモード)も用意される。

足まわりはフロントがダブルウイッシュボーン、リアがマルチリンクで、エアスプリングおよび新設計のツインチャンバーダンパーが備わる。これらのダンパーは、バンプ(縮み側)とリバウンド(伸び側)をECUが独立して制御する。

ブレーキはカーボンセラミック、ホイールはマンタイ・レーシングと共同開発した新型22インチ軽量鍛造が標準装備され、タイヤは「ピレリPゼロ」を標準とし、「ピレリ・トロフェオRS」も選択可能となっている。

エクステリアは、“機能が形状を決める”の言葉どおり、ダウンフォースの最大化と軽量化を追求して決定された。フロントバンパーにはベントレーの市販車として史上最大のフロントスプリッターが一体化され、カーボンファイバー製ダイブプレーン、サイドシル、フェンダーブレード、リアディフューザー、固定式リアウイングが組み合わさり、コンチネンタル GT スピードより300kg以上大きいダウンフォースが生み出される。

インテリアは2シーターで、軽量で高いサポート性を備えた新設計のスポーツシートを低い位置にレイアウト。後席空間はカーボンファイバーとレザーのシェルに置き換えられている。内装にはレザー、ダイナミカ、カーボンファイバーなどさまざまな素材が使用され、車重は2t未満と、コンチネンタルGTシリーズとしては極めて軽量に仕上げられている。

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