日産自動車は2025年11月17日(現地時間)、北米でブランド初となるプラグインハイブリッド(以下、PHEV)SUV「ローグ プラグインハイブリッド」を発表した。11月21日からのロサンゼルス・オートショーで一般公開され、2026年初頭に米国発売される予定だ。

ローグ初のPHEVは“走りの質”で勝負するSUVへ進化

北米専用SUVとして高い人気を持つローグに、プラグインハイブリッドモデルが加わった。システムは前後2基の電気モーターと20kWhリチウムイオンバッテリー、そして2.4Lガソリンエンジンを組み合わせた構成で、EV走行の静かさと長距離走行の安心感を両立する。

EV走行距離はEPA基準で38マイル(約61km)を確保しており、日常のほとんどが電気だけで完結するレベルだ。

画像: 力強い押し出しとシャープなLED配置が際立つフロントマスク。ブラックパーツのコントラストがボディカラーをより鮮やかに引き立てている。

力強い押し出しとシャープなLED配置が際立つフロントマスク。ブラックパーツのコントラストがボディカラーをより鮮やかに引き立てている。

画像: リアに回り込む面構成が豊かな陰影を生む。ブラック塗装の大径ホイールが足元を引き締め、ワイドなスタンスをより強調している。

リアに回り込む面構成が豊かな陰影を生む。ブラック塗装の大径ホイールが足元を引き締め、ワイドなスタンスをより強調している。

システム総出力/トルクは248ps/436Nmと力強く、ガソリンモデルのローグを上回る加速性能を実現。しかもインテリジェントAWDが全車標準となり、ノーマル、パワー、エコに加えてターマック、グラベル、スノー、マッドの計7モードを備える。

舗装路からオフロードまで、ドライバーの要求に合わせて前後トルク配分を瞬時に最適化する点は、競合するPHEVのSUVとの差別化要素といえる。

充電はレベル2(家庭用200V相当)で約7.5時間で満充電が可能。実用性を重視した仕様で、米国の広大な都市環境や郊外生活に向けた設計セオリーが見て取れる。

画像: カバー中央に“PLUG-IN HYBRID”のロゴを刻むユニット。レイアウトは整然としており、補機類の配置もメンテナンス性を意識した造りだ。

カバー中央に“PLUG-IN HYBRID”のロゴを刻むユニット。レイアウトは整然としており、補機類の配置もメンテナンス性を意識した造りだ。

画像: リアフェンダーに設けられた充電ポートは開口部が広く、ケーブルの着脱がスムーズ。

リアフェンダーに設けられた充電ポートは開口部が広く、ケーブルの着脱がスムーズ。

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