山岳地帯、火山地帯、そして砂漠地帯などシーンはさまざま
ラリー・サウジアラビアのステージの路面はその大部分がグラベル(未舗装路)となるが、山岳地帯、火山地帯、そして砂漠地帯など様々なエリアの道を走行のが大きな特徴。ステージの一部には比較的路面が硬くスムースでハイスピードな区間もあるが、その一方で、砂漠エリアの道は軟らかく、岩が転がる荒れた路面もある。

ドライバーズタイトル決定の場所は初開催のラリー・サウジアラビア。山岳地帯、火山地帯、そして砂漠地帯などさまざまなグラベルが待ち受ける。
そのようなキャラクターはステージによっても変わるため、クルマのセットアップとドライビングの両面で、スピードと信頼性のバランスをとるアプローチが求められる。また11月の下旬でも最高気温が30度を越える日があるため、クルマには熱対策も重要となる。トヨタではその一環として、夏仕様のシルバー基調のボディカラーで挑む。
ラリーは26日の水曜日から走行がスタート。まず午前11時過ぎから全長4.29kmのステージでシェイクダウンが行なわれ、その日の夜8時35分からSSS1としてサーキットの近くで5.22kmのターマックステージ「ジャミール・モータースポーツ・スーパースペシャル1」が行われる。
グラベル路面での本格的な戦いは27日(木)の朝から始まり、デイ2としてサービスパークの北側エリアで、3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。その後、SSS1の再走ステージをSSS8として走る。
競技3日目、28日(金)のデイ3は、サービスパークの東側エリアに舞台に移し、3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走る。ラリー最終日となる29日(土)のデイ4は、サービスパークの北側エリアで3本のステージを走行。そのうち、SS15の再走ステージとなる最終のSS17は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に設定されている。
ラリーは4日間で17本のステージを走行し、その合計距離は319.64km。リエゾンも含めた総走行距離は1221.45kmが予定されている。

ラリー・サウジアラビアのステージマップ。F1グランプリも開催されるジェッダがホストタウンとなる。

