GRとレクサスから、フラッグシップとなる新型スポーツカーが世界に向けて発表されました。既出の「LFAコンセプト」とともに披露されたのは、トヨタ系スポーツモデルの頂点に位置づけられる「GR GT」です。内燃機関ならではのロマンを感じさせる構成や、その中身をチェックしていきます。
ドライバーファーストのパッケージングとGTらしい内装の仕上げ
全体を見ると、ロングノーズショートデッキのFR車らしいバランスとともに、全高がかなり抑えられていることに気付くでしょう。

低く長い印象のGR GTのプロポーション。
全高は1195mmしかなく、数あるスポーツカーの中でもトップレベルの低さです。しかもこのクルマはサーキットも楽しめるというコンセプトなので、ヘルメットの装着を前提としています。つまりドライバーの頭上スペースを確保するために、着座位置をより低くしていると言えるでしょう。公式資料では、乗員とエンジンの重心位置はほぼ同じとのことです。
内装はスーパースポーツにふさわしいスパルタンさと上質感が共存した仕上がりです。注目は各機能のコントロールに、いま主流のタッチスクリーン式ではなく、物理ボタンを採用している点。機械を操る演出として好ましく感じられます。

赤を効果的に配した演出が印象的なGR GTのインテリア。
市販化を予感させる高い完成度
ここからは筆者の個人的な印象になりますが、今回披露された「GR GT」の展示車両を見る限り、完成度はかなり高いと感じました。骨格やサスペンションには量産のつくりを感じさせる要素が多数見られました。インテリアのスイッチ類なども、プロトタイプというより市販車に近い仕上がりです。

インテリアの各部をクローズアップして見ると、すぐにでも発売されそうな雰囲気に仕上がっているのが感じられる。
発売時期については「まだまだ未定です」とのことだが、この完成度を見る限り、そう遠くない将来に登場するのでは? と期待が高まります。正式な発売のアナウンスが待ち遠しい1台です。
