2011年11月、4代目となるスバル インプレッサの国内仕様が発表された。4月にニューヨークショーでのワールドプレミアされ、東京モーターショーでいよいよ待望の国内デビューとなった。「新しい価値の提供」をコンセプトに登場した4代目はどんなモデルだったのか。ここでは登場後間もなく行われた国内試乗会の模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2012年2月号より)

燃費性能に加えて、安全性能にもスバルの思想がうかがえる

今回試乗したのは「スポーツ2.0i」の4WDモデルだが、その第一印象は「まさにレガシィの弟」というものだった。ヘキサゴングリル、ホークアイヘッドライト、張り出したホイールアーチがスバルらしさを強調する一方で、ボディサイズ、エンジン排気量、パワートレーン、ボディ形態などで明確にレガシィと差別化することで、インプレッサのポジショニングをはっきりさせている。ターボエンジンを搭載するWRX STIを別シリーズとしたことも、新型インプレッサの狙いを示すものだろう。

走ってまず感じたのは、運転のしやすさだった。発進加速はそれほど強力というわけではないが、150ps/196Nmの2Lエンジンは全域で余裕があって扱いやすい。またトルクの途切れのないCVTはいかにも効率が良さそうで、特有のトルク感の遅れも小さかった。なお2Lモデルにはパドルシフトも装備されている。

乗り味、操作感のしっかりした手応えも好感が持てた。全長と全幅は先代と同じだが、ホイールベースを25mm伸ばして2645mmとしたことで落ち着きが出た。浮ついた軽さがなく、ボディがしっかりしていて安心感があるのだ。電動パワーステアリングも軽すぎず良好で、かつての「軽すぎる操作系」というイメージはもはやない。ちなみに、このモデルの10・15モード燃費は17.0km/Lとなかなかの数値を出している。

画像: インテリアは凝ったデザインとするより機能性を追求したもので、シンプルながら広さが感じられ、使い勝手がよさそうだ。

インテリアは凝ったデザインとするより機能性を追求したもので、シンプルながら広さが感じられ、使い勝手がよさそうだ。

今求められているのは、燃費性能に加えて、安全性能。これに関しては、4WDシステムや運転しやすさなどによって「まずは危険な状況に陥らない」という基本を実現した上で、ブレーキアシスト機能のついたVPCを全車標準装備し、さらにレガシィで高い評価を得ている「Eye-sight2」を設定している。ここからもスバルの本気が感じられる。

あとはクルマ作りの確かさをどれだけユーザーに伝えることができるかだ。それには、いいクルマを作り続けるしかない。(文:Motor Magazine編集部 松本雅弘)

スバル インプレッサ スポーツ 2.0i AWD 主要諸元

●全長×全幅×全高:4415×1740×1465mm
●ホイールベース:2645mm 
●車両重量:1340kg
●エンジン:対4DOHC
●排気量:1995cc
●最高出力:110kW(150ps)/6200rpm
●最大トルク:196Nm(20.0kgm)/4200rpm  
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:4WD
●車両価格(税込):208万9500円(2011年当時)

This article is a sponsored article by
''.