「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、2012年2月にマイナーチェンジされたダイハツ ムーヴ(5代目)カスタムRSだ。

走りを楽しむユーザーには好印象のステアフィール

ステアフィールは女性にはやや重目だが、裏返せば軽自動車とは思えないドッシリ感があるので、走りを楽しむターボ車ユーザーとしてはむしろ好印象に感じるだろう。ダイハツ軽のエンジンがもともと持っている力強さを活かし、ターボモデルとしてさらにダイナミックな走りを楽しむことができる。

とはいえ、限界付近での安定感や、限界を超えてしまったときの動きを含めて、幅広い層の人に安心して乗ってもらうという、ダイハツの軽ならではの美点は健在だ。ちょっとコーナーに突っ込みすぎた!なんていうシーンでも、あわてなくて済む。さらに、前後のブレーキがサイズアップされているので、制動性能も高い。安心して攻めていけると太鼓判を押したくなる仕上がりだ。

画像: 試乗車のボディカラーは、カスタム専用色のタングステングレーメタリック。RSは55偏平15インチタイヤも装着。

試乗車のボディカラーは、カスタム専用色のタングステングレーメタリック。RSは55偏平15インチタイヤも装着。

ただし、全体的にガッチリ感が高まっていることもあって、ターボモデルの乗り心地はかなりハード。タイヤの特性もあるだろうが、とくに街中の荒れた路面では、つねにヒョコヒョコした動きがあるのは、少し気になる。だが、「RSの走り」を選んだことに納得した上で、そうした硬派な一面も「味わい」として楽しんではいかがだろうか。

ノンターボの標準モデルなら乗り心地はいいし、走りもしなやかで、街中でもハイウェイでも非力さを感じることは少ない。普通に乗るなら、こちらもオススメしたい1台だ。

画像: 標準車(試乗車はX SA)はノンターボのみの設定だが、力強さは十分以上。乗り心地も良く、走りっぷりはしなやかだ。

標準車(試乗車はX SA)はノンターボのみの設定だが、力強さは十分以上。乗り心地も良く、走りっぷりはしなやかだ。

ダイハツ ムーヴ カスタムRS<X SA> 主要諸元

●全長×全幅×全高:3395×1475×1620mm
●ホイールベース:2455mm
●車両重量:850kg<810>
●エンジン:直3 DOHCターボ<直3 DOHC>
●総排気量:658cc
●最高出力:47kW(64ps)/6400rpm<38(52)/6800>
●最大トルク:92Nm(9.4kgm)/4000rpm<60(6.1)/5200>
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:横置FF
●燃料・タンク容量:レギュラー・30L
●JC08モード燃費:25.2km/L<29.0>
●タイヤサイズ:165/55R15
●当時の車両価格(税込):143万円<125万円>

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