1999年にアウディ傘下となったランボルギーニの第1弾がムルシエラゴ、そしてそこに続いたのがガヤルドだ。2台は新生ランボルギーニを印象付けたとともに、ここからブランドが飛躍を遂げたと言っても過言ではない。(MotorMagazine 2025年3月号より/文:島下泰久)

今でも高性能なガヤルド。アナログ味が気持ち良い

唸らされたのは、やはりまずそのV10ユニットである。回り方はいかにも精緻。振動は皆無ではなくV10は特有のきめ細かなバイブレーションを伝えてくるが、それがまた心地良く刺激してくる。

アクセルペダルを踏み込むと、抵抗なくシャンシャンと回るのではなく、回転数が高まるにつれてパワー感と音色がリアルに変化していく。当時はあまり表情がないと言われていた気がするが、今どきのエンジンに較べれば断然ウォームで、ドラマ性も期待以上。良いじゃない!

古臭く感じられるかと思ったe-ギアも、このエンジンのリズム感には悪い組み合わせではない。気付けば変速しているのではなく、動作がリアルに感じられるのが、想像以上に小気味よかった。

密度の濃い乗り味にも感心させられた。コンパクトな見た目どおりの高い凝縮感は鮮烈で、さすがアルミボディゆえヤレ感も皆無。いかにも骨太なタッチが心地良い。

画像: 後継ウラカンは600ps超、最新テメラリオに至ってはモーターも加わり920ps。それらに比べれば控えめな500psのガヤルドだが、今も通用する高性能さと気持ちの良い走りだ。

後継ウラカンは600ps超、最新テメラリオに至ってはモーターも加わり920ps。それらに比べれば控えめな500psのガヤルドだが、今も通用する高性能さと気持ちの良い走りだ。

しっとりした手応えの油圧式パワーステアリングを切り込めば、特性はニュートラルステア。軽快にコーナーを切り取って行ける。4WDの安心感のおかげでもあり、どんどんアクセルペダルを踏んでいくことができたのだ。

いやあ、コレほど気持ちの良いスポーツカーとは。今や500psという数字に驚かされることはなく、ゆえに昔よりも楽しめたのかもしれないが、何より今も通用する高性能を、まだまだアナログたっぷりに味わえるのがイイ。すっかり気に入ってしまった。

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