「世界中のどんな道でも楽に上質に」をコンセプトとしたレクサスLXは、2024年の一部改良でパワートレーンを電動化し、新たにOVERTRAILを設定した。日本導入を前にカリフォルニア ナパ・バレーで開催されたLX700hの試乗会、ここで至福のひとときを味わった。(Motor Magazine 2025年4月号より/文:島下泰久)

ハイブリッドモデル設定でさらに上質に乗り味が深化

乗り味の進化、あるいは深化にも唸らされた。ボディとフレームが別々に動くような感覚、そもそもLXはほとんど気にならないものだったのだが、新型はさらにシャキッとした印象で、操舵応答にも遅れが少なくなっている。もはやフレーム云々ということが気にならなくなる走りである。

そんな上質な走りの印象は特設のオフロードコースでも変わらず。エンジンと電気モーターの協調で実現した、力強さと正確なレスポンスのおかげで一層繊細な操縦が可能になっている。また、大きく突き上げられるような場面でも伝わる衝撃に角がなく、室内が平穏に保たれることにも改めて感心させられた。モノコックボディでは実現できない、強固なフレーム構造ならではの乗り味だ。

続いて、後席を贅沢な2人乗りとした北米仕様のUltra Luxuryを試した。日本での「EXECUTIVE」に相当するモデルである。

画像: Ultra Luxuryのインテリアは豪華な設え。大型モニターやシフトノブ形状など各部アップデートされている。

Ultra Luxuryのインテリアは豪華な設え。大型モニターやシフトノブ形状など各部アップデートされている。

走りの印象は、こちらも概ね同様。22インチのオールシーズンタイヤを履くだけに、操舵応答は更に正確さを増し、騒音も抑えられている。至極快適な走りは、レクサスのフラッグシップに対する高い期待に十分以上に応えるものだ。

圧倒的な走破性、耐久性、信頼性を電動化により一層上質になった走りで包み込み、道や環境を選ばず、悠然と目的地を目指し、そして疲れ知らずで快適に帰ってくることができる。LX700hが実現しているのは、そんな移動のためのギアとしてのクルマの、ひとつの究極の姿である。

まるでナパバレーのワインのように、濃厚で力強く、そして華やかな1台。まさに至福のひとときを味わったのだ。

レクサス LX700h OVER TARIL 主要諸元

●全長×全幅×全高:5100×1990×1895mm
●ホイールベース:2850mm
●車両重量:2780kg
●エンジン:V6DOHCツインターボ+モーター
●総排気量:3444cc
●最高出力:300kW(408ps)/5200rpm
●最大トルク:650Nm/2000-3600rpm
●モーター最高出力:40kW(54ps)
●モーター最大トルク:290Nm
●トランスミッション:10速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・68L
●WLTCモード燃費:9.3km/L
●タイヤサイズ:265/65R18

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