「世界中のどんな道でも楽に上質に」をコンセプトとしたレクサスLXは、2024年の一部改良でパワートレーンを電動化し、新たにOVERTRAILを設定した。日本導入を前にカリフォルニア ナパ・バレーで開催されたLX700hの試乗会、ここで至福のひとときを味わった。(Motor Magazine 2025年4月号より/文:島下泰久)

最新鋭HV×過酷地対応×快適性=究極のギア

レクサス自身は一部改良という言葉を使い、確かにクルマの外観にも変更はない。しかしながらレクサスのフラッグシップオフローダー、LXのアップデートの内容は、きわめて充実したものだ。

一番の注目は、ついに設定されたハイブリッドモデル、LX700hだろう。LX600が積むV型6気筒3.5Lツインターボエンジンと10速ATの間に1基の電気モーターを挟み込むそのシステムは、LXに求められる「どこへでも行き、生きて帰って来られる」ことを重視して開発された。

たとえば、本来ハイブリッド車には不要なスターターモーター、オルタネーターを搭載しているのも、そのポイントのひとつ。その主目的は万が一ハイブリッドシステムがダウンした時にも、走行不能となるのを防ぐことにある。

画像: レクサス LX700h OVER TARIL。

レクサス LX700h OVER TARIL。

車体の後端に搭載される駆動用バッテリーは防水トレーによって密閉され、浸水センサーも備わる。そもそもニッケル水素バッテリーを使っているのも、浸水時のリスクを考えてのことだろう。実際、700mmという渡河水深はLX700hでも変わらない。

こんな風に、極限の走破性、耐久性、信頼性のために、考えうるあらゆる要素が、このハイブリッドシステムには詰め込まれている。LXに積む以上は、ここまでやらなければならなかったのだ。

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