長期テストの2カ月目に入ったピュアEVのインスタークロス。長い時間と距離を乗れば乗るほど、全長約3.8m、全幅約1.6mというコンパクトなボディサイズの恩恵を強く感じる日々である。

誰にでも好かれるかわいいデザインと充実した装備&気遣いが好印象

デザインはとても気に入っている。かわいい!と、つい口から漏れてしまうような容姿をしているインスターだが、これをベースにルーフバスケットを装着することで少しアクティブな雰囲気を持つのがインスタークロスなのである。これにより老若男女、誰にでも好かれるようになデザインとなっている。

インスタークロスは、そんなかわいい外観から想像できないほどの高い実力持っている。右足とクルマが直結したようなキビキビとした動きは実にBEVらしいところ。踏めば踏んだだけ加速するし、そのとき静粛性は高く、モーター走行特有の走行フィールが好ましい。ハイブリッドとは異なりエンジンを積んでいないので、モーター/エンジンの切り替えポイントを意識するようなシーンがない。

画像: シートの調整は、スライド、リクライニングともに手動式。これはリアシートも同様である。フロントシートをリアモーストに下げると助手席側へも移動するスペースができる。

シートの調整は、スライド、リクライニングともに手動式。これはリアシートも同様である。フロントシートをリアモーストに下げると助手席側へも移動するスペースができる。

細かいところの気づかいは日本車特有の美学だと思っていたが、実は、ヒョンデも得意としているところなのかもしれない。たとえば、方向指示器(ウインカー)を出した側の後方の映像を瞬時にメーターディスプレイに表示、後方の死角から近づくバイクや自転車、歩行者などを認識しやすくして接触を避けやすくしている。それでも、もし接触しそうなときは警告音を発報し、目と耳に注意を促してくれるのである。

さらに、後退時も細かな気づかいがある。たとえば、雨が降っているときにリバースギアに入れると操作しなくてもリアワイパーが自動的に作動し、リアウインドウの視界を確保してくれるのである。

画像: 雨が降っているとそれを検知し、リバースギアに入れるとリアワイパーが自動で作動、リアウインドウを綺麗にして後方視界を確保してくれる。

雨が降っているとそれを検知し、リバースギアに入れるとリアワイパーが自動で作動、リアウインドウを綺麗にして後方視界を確保してくれる。

ほかにもステアリングホイール中央のLEDが赤色に変わり、リバースギアに入っていることを教えてくれるのである。またこのLEDは駆動用リチウムイオンバッテリーのおおまかな充電残量も示している。1つ点灯で0〜24%、2つ点灯で25〜49%、3つ点灯で50〜74%、4つ点灯で75〜100%という残量表示となっている。

このようにインスタークロスの装備はとても充実しているが、この冬に大活躍したのはシートヒーターとステアリングホイールヒーターである。

KONAと違い、シートヒーターとステアリングヒーターのスイッチが離れた場所にあるので注意しなくてはならないが、ヒョンデのBEVはインスターのような小さなクルマでも、車格を問わず快適装備をとても充実させているのでうれしい。またこのステアリングヒーターは、ある程度の時間を経過すると自動的にオフになるので消し忘れの心配をしなくていいので助かっている。

画像: フロントグリルDC/ACともに充電口が装備されているインスタクロスは、充電スタンドが写真のように設置されていると前側から駐車枠に駐めることになる。充電後は、バックでここから出ることになる。

フロントグリルDC/ACともに充電口が装備されているインスタクロスは、充電スタンドが写真のように設置されていると前側から駐車枠に駐めることになる。充電後は、バックでここから出ることになる。

ほかにも、後退時に中央のディスプレイに俯瞰で車両を表示してくれる機能がとても便利だ。バックで駐車するときには、もうこれがないと駐車枠にうまく駐められないかもしれない。表示もとても正確、さらに夜間も明るく表示されるので画面も見ながら操作すれば駐車枠内に綺麗に駐められるのである。

これは安全装備としてオプションでも絶対に装備したいものだが、インスタークロスには標準装着されている。またインスタークロスは充電口がフロントグリル部分に装備されているので、充電スタンドには前側から駐車することが多い。当然、充電終了後にはバックするのだが、そんなときも車両後方や周囲の状況を正確に表示してくれるのでそのあたりも安全が確保されている。

まだまだインスタークロスは奥が深い・・・長く乗らないとわからない、そんなところを今後もレポートしていきたい。お楽しみに。

今回の走行データ(2026年1月23日〜2月28日)
走行距離:892.9km
3カ月の平均電費:6.7km/kWh
今回の走行時間:40:04時間
今回の充電回数6回(急速充電5回、普通充電1回)

This article is a sponsored article by
''.