2代目ベントレー コンチネンタル GTCがデビューしたのは、2011年のフランクフルトモーターショー。2010年のパリサロンで2代目コンチネンタル GTが登場したのに続き、ベントレーが新しい時代に入ったことを告げるモデルだった。ではその第2世代はどんなモデルだったのか。今回は2012年に入って行われた国際試乗会の模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2012年4月号より)

フルモデルチェンジでよりダイナミックでスポーティに

第二世代となったコンチネンタルGTCを走らせていると、いろいろなことが頭に浮かんでくる。この新型モデルは、2006年に登場した初代のコンチネンタルGTCに対して、よりダイナミックなデザイン、よりスポーティなパフォーマンス、より優れた実用性と使い勝手の実現を目指してフルモデルチェンジされたという。

確かに、すべての面で新しくなっている。わかりやすい数字を挙げれば、エンジンの最高出力は15ps高められて最大トルクは50Nmアップ。最高速度は2km/h高くなり、0→100km/h加速タイムも0.2秒短くなっている。なるほど、新型はさらに凄くなったのだなと思う。

だがそれらはベントレーのことを、もっと言えばコンチネンタルGTCのことをよく知っている人に、より強くアピールする進化だともいえる。

なぜなら、そのスタイリングの変化は、一見しただけだとフロントライトまわりのデザインで新型とわかる程度の違いとしか見受けられないほど、デザインコンセプトは踏襲されている。だが実際は、ボディのディテールほとんどのデザインがより洗練され、一新されているのだ。

画像: フル4シーターのコンバーチブルモデルとして、世界最速の座にあるコンチネンタルGTC。初代モデルと比較して25kgの軽量化が実現されている。

フル4シーターのコンバーチブルモデルとして、世界最速の座にあるコンチネンタルGTC。初代モデルと比較して25kgの軽量化が実現されている。

また性能面でも、最高出力はそれまでの560psが575psとなり、最大トルクは650Nmが700Nmに、最高速度は312km/hから314km/hへアップ。0→100km/h加速タイムも、5.0秒から4.8秒へという向上なのだ。確実に進化していることは理解できるが、もはや数字によってのみ証明される進化だともいえる。

つまり、デザインもパフォーマンスも、初代モデルの時点ですでに圧倒的な存在感と高性能を備えていたのだ。第二世代への進化で着実に魅力は増しているのだが、それらは初代モデルに興味を持っていたり、慣れ親しんで理解している人が「なるほど、こう変わったのか。それは考える価値があるな」と、その違いを認めることができるようなものだ。

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