「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、SKYACTIVを搭載したマツダ アテンザとCX-5を、パワートレーンの違いも合わせて比較試乗してみた。

マツダ アテンザ&CX-5(2012年:アテンザは3代目、CX-5はニューモデル)

CX-5は2012年2月、アテンザは11月の発売。普通に考えると、同じメーカーで登場時期が違う車種なら後発モデルのほうが良く仕上がっていて当然と思うところだが、かたやSUV、こなたセダン/ワゴンということで、そう簡単な話ではなさそうだ。いずれもフルスカイアクティブで、「統一感コンセプト」に則っている。そして、うまくフルモデルチェンジとタイミングが合ったおかげで全グレードがSKYACTIV(スカイアクティブ)を導入している。

画像: 2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したCX-5。ガソリンエンジンは2Lのみを搭載。試乗車は、20S Lパッケージ。

2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したCX-5。ガソリンエンジンは2Lのみを搭載。試乗車は、20S Lパッケージ。

アテンザとCX-5の機構上の差はいくつもある。パワーユニットでは、ディーゼルは2.2Lの1機種で共通。ガソリン車は、CX-5は2Lのみだが、アテンザには2Lと2.5Lが用意される。6速ATの変速比は同じだが、最終減速比は違う。駆動方式もアテンザはFFのみだが、CX-5には4WDも設定されている。今回は、アテンザは2.2Lディーゼルのセダンと2.5Lガソリンのワゴン、CX-5は2.2Lディーゼルと2Lガソリンの4台を乗り比べてみた。駆動方式は、いずれもFFだ。

市街地、郊外、高速、そしてワインディングロードと、とっかえひっかえドライブして、いろいろ新たに分かったこともあった。まず、CX-5とアテンザのガソリン車をドライブしたのだが、リニアでダイレクト感があり、好印象なのは両車共通。とくにガソリン車はエンジン自体の重量がディーゼル車よりもかなり軽く、そのぶんフットワークが軽快に感じられる点も両車に共通している。

アテンザとCX-5は同じようなグレードで駆動方式が同じであれば、車両重量にあまり差はない。それでいてSUVという性格を反映して最終減速比はCX-5のほうがローギアードになっているから、力強さという意味ではCX-5のほうが有利な条件が揃っている。そのためか、CX-5が2L、アテンザは2.5Lのガソリン車だったのだが、加速性能にはそれほど大きな差は感じられなかった。ただし、延々と続く少しきつめの上り勾配や、高速道路での再加速といったシチュエーションでは、やはり2.5Lが本来の実力を発揮し、排気量によるエンジン自体の性能の差を感じるのは否めない。

画像: 2.5L DOHC直噴ガソリンエンジンは188ps/250Nmを発生。ディーゼルとは違ったフラットなトルクが魅力。

2.5L DOHC直噴ガソリンエンジンは188ps/250Nmを発生。ディーゼルとは違ったフラットなトルクが魅力。

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