「お待たせしすぎた・・・」そんな声すら聞こえてきそうなのが、日産エルグランドの16年ぶりのフルモデルチェンジである。2025年のジャパンモビリティショーで公開されて以来、心待ちにしていた人も多いだろう。新型が掲げるコンセプトは「遠出を楽しめるプレミアムグランドツーリングミニバン」。その言葉どおり、今回の試乗で強く印象に残ったのは、「ラグジュアリー」と「ロングツーリング性能」そしてドライバーズカーとしてのポテンシャルが高次元で両立されていたことだった。

この足まわりはライバルに対して強力な武器になる

なかでも特筆すべきは、やはり前述した電子制御ショックアブソーバー「インテリジェントダイナミックサスペンション」である。開発責任者自ら「とにかく乗り心地を良くしたかった」と語るだけあって、その快適性へのこだわりは相当なものだ。

スタンダードモードでも十分に快適だが、コンフォートモードへ切り替えた瞬間、このクルマの真価が見えてくる。1/100秒単位で路面状況を検知し、ダンパー減衰力を緻密に制御することで、振動も上下動も抑え、大柄なミニバンとは思えないほどフラットな乗り味を実現しているのだ。

これはドライバーだけでなく、後席に乗る家族やゲストにとっても大きな恩恵となる。高級ミニバンとして、同乗者の快適性をここまで高めてきた点は、大きな武器と言っていいだろう。

画像: e-POWER × e-FORCEに「インテリジェントダイナミックサスペンション」が加わって、走りの質は極めて高い。ライバルに対する大きなアドバンテージになるはずだ。

e-POWER × e-FORCEに「インテリジェントダイナミックサスペンション」が加わって、走りの質は極めて高い。ライバルに対する大きなアドバンテージになるはずだ。

さらに興味深いのは、スポーツモードに切り替えた際のキャラクター変化だ。一転して足まわりは引き締まり(と言ってもガチガチなわけではない)、タイトコーナーでも驚くほど軽快に向きを変えてくれる。e-4ORCEによる四輪駆動制御も自然で、路面をしっかり掴みながら曲がっていく感覚は、もはやスポーツモデル的ですらある。

しっかりと手応えのある操舵感、そして操作に対する応答性、狙ったラインを正確にトレースする感覚は、高級ミニバンの枠を超えている。快適性重視にも、ドライバーズカー的な楽しさにも振れる。この幅広いキャラクターこそ、新型エルグランド最大の魅力かもしれない。

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