キャデラック初のBEV(電気自動車)「リリック」にレース直系「Vシリーズ」の伝統を受け継ぐ高性能モデル「リリックV」が登場した。そのディテールを写真で紹介しよう。

0→96km/h加速3.3秒を誇る、史上最速のキャデラック

リリックは、2021年に発表(日本仕様は2024年に発表)された、GM(ゼネラルモーターズ)がプロデュースする「キャデラック」ブランド初の電気自動車だ。キャデラックではパフォーマンス サブブランドとしてモータースポーツで培ったテクノロジーと走りへの情熱を市販車として具現化した「Vシリーズ」をラインナップしている。

今回、日本デビューを果たした「リリックV」は、そんなVシリーズ初のフル電動SUVとなる。前後にモーターを搭載した4WDで、システム総合の最高出力は646ps、最大トルクは904Nmを発生。ドライブモードは「ツアー」「スポーツ」「スノー/アイス」に加えて、好みの設定ができる「マイモード」、そしてリリックV専用の「Vモード」を備える。「Vモード」にはクローズドコースのみで使用可能な「ヴェロシティマックス モード」も備え、0→96km/h加速は3.3秒を達成する。

そのハイパフォーマンスに対応すべく、専用チューンのマルチリンク式サスペンション、ブレンボ製6ピストンのフロントブレーキキャリパーなどを採用。また回生ブレーキは、パドル操作だけで完全停止までコントロール可能だ。

エクステリアでは、美しいサイドシルエットはリリックと共通だが、フロントフェシアやサイドロッカーは専用デザイン。そして22インチのダークカラーの専用リバースリム ホイールとブラックルーフを標準装備して、全体の印象を引き締めている。

3mを超えるロングホイールベースによる、広々としたラグジュアリーな室内空間はベース車のリリックと同様で、インパネには対角33インチという大型LEDディスプレイを採用している。ステアリングホイール中央のVバッジ、赤く輝くVモード ボタン、アルミ製パドル、「V」ロゴ入りナッパレザー製シートなど、専用アイテムも多く採用されている。

史上最速のキャデラックと謳う、リリックVのデリバリーは2027年初頭から開始される予定だ。

キャデラック リリックV 主要諸元

●全長×全幅×全高:5005×1985×1640mm
●ホイールベース:3085mm
●車両重量:2680kg
●モーター:交流同期電動機×2
●最高出力:475kW(646ps)
●最大トルク:904Nm
●バッテリー総電力量:95.7kWh
●WLTPモード航続距離:471km
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:275/40R22
●車両価格(税込):1890万円

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