2026年6月6日、スバルは米国で生産している3列SUV「アセント」を、2026年後半をめどに日本市場へ導入することを検討していると発表した。

ミニバンをラインナップしていないスバルには格好のモデル

アセント(ASCENT)はトライベッカ(日本未導入)の後継モデルとして2018年に発売された3列シートのミドルサイズSUVで、スバルの米国生産拠点であるスバル オブ インディアナ オートモーティブで生産される。この名称は北米市場でのもので、そのほかの地域・市場では「エヴォルティス(EVOLTIS)」として販売されている。

北米でミドルサイズに分類されるボディサイズ全長5m×全幅1.9mほどだが、日本ではラージサイズにあたる3列シート7人/8人乗りのSUVだ。SUVとして重視される機能性を強調し、スバルらしい存在感のある内外装デザインを実現している。スバルの現行モデルでは最大となるボディサイズを活かし、ゆとりのある室内空間を確保するとともに、家族全員が移動を愉しむことができるよう、さまざまなユーティリティを充実させている。

画像: スバルの現行モデルでは最大級のボディサイズだが、それゆえ室内空間は広い。

スバルの現行モデルでは最大級のボディサイズだが、それゆえ室内空間は広い。

スバルグローバルプラットフォーム(SGP)を採用した高いボディ剛性や、運転支援システム「アイサイト」、水平対向4気筒 2.4L DOHC直噴ターボエンジンを核とするシンメトリカルAWD、そしてSUVらしい走破性を高めるXモードなど、スバルのコアテクノロジーを採用している。日本に導入されれば、スバルとしてはエクシーガ以来の3列シート車となる。また、ミニバンをラインナップしていないスバルにとって、ファミリー層に向けた格好のモデルとなるだろう。

スバルでは、トヨタのタンドラやハイランダー日産のムラーノなどと同様に、アメリカの対日貿易赤字削減への貢献姿勢を示すために日米貿易合意を受けて2026年2月に施行された、国土交通省による米国製乗用車の認定制度を活用し、このアセント(エヴォルティス?)を日本市場に導入することで、幅広いユーザーのニーズに応えていくという。

スバルはあくまで「検討中」として発表しており正式に導入を決定したわけではないが、その可能性はきわめて高そうだ。こうした米国生産のミドルサイズ(日本ではラージサイズだが)SUVの導入が続々検討されていることは、この手のクルマを求めているひとにはうれしいニュースといえるだろう。

画像: 写真は2列目キャプテンシートで2-2-3の7人乗りだが、2列目をベンチシートにした2-3-3の8人乗りも設定されている。

写真は2列目キャプテンシートで2-2-3の7人乗りだが、2列目をベンチシートにした2-3-3の8人乗りも設定されている。

アセントは前述のとおり2018年にデビューしたモデル末期とも言える車種で、この段階で右ハンドル車を新たに用意してくることはないだろう。ただ、日本でこのサイズの3列シートSUVの需要を確認できれば、次期モデルではニュージーランドやオーストラリアなどの右ハンドル車市場とあわせて、日本仕様の右ハンドル車を早期に用意してくる可能性も考えられる。

スバル アセント(北米仕様) 主要諸元

●全長×全幅×全高:5000×1930×1819mm
(全高はルーフレール除く)
●ホイールベース:2890mm
●車両重量:2010〜2068kg
●エンジン:水平対向4 DOHCターボ
●総排気量:2387cc
●最高出力:260hp/5600rpm
●最大トルク:376Nm/2000-4800rpm
●トランスミッション:リニアトロニックCVT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・73L
●タイヤサイズ:245/60R18 または 245/50R20
※数値は編集部換算値

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