「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、2013年にBMW 3シリーズのラインナップに加わった「グランツーリスモ」だ。

BMW 3シリーズ グランツーリスモ(2013年:ニューモデル)

セダン、ツーリング(ワゴン)に続くBMW 3シリーズの新たなバリエーションはカブリオレではなく、5シリーズにもラインアップされている5ドアの「グランツーリスモ」だった。セダンとワゴンのクロスオーバー的なモデルだが、はたして日本でも人気を呼ぶのだろうか?

画像: セダンより200mm長く、車高は81mm高い(欧州仕様)ので、サイズ的にはけっこう大きい。リアエンドに速度感応式スポイラーも備わる。

セダンより200mm長く、車高は81mm高い(欧州仕様)ので、サイズ的にはけっこう大きい。リアエンドに速度感応式スポイラーも備わる。

BMWの中核モデル、3シリーズに新しいラインアップが加わった、グランツーリスモ(以下、GT)。日本へのデビューは(編集部註:2013年)6月ごろの予定だが、ひと足先にイタリアのシシリー島で実力をチェックする機会に恵まれた。

このGTは一見、現行の3シリーズ セダンをベースにしているように思えたが、よく見るとフロントのキドニーグリルとヘッドランプのデザインなどが異なっている。さらにスペックを調べると、ボディサイズもセダンとは異なっていた。

リアゲート付きの5ドア ボディの全長はセダンより200mmも長く、全高は81mm高く、ホイールベースも110mm長い。スタイリングは先に登場した5シリーズのGTに近いが、こちらのほうがデザインのバランスは良い。日本でもヒットしそうな予感がする。この印象は、ハンドルを握り、リアシートに座ったりすることで、さらに強まった。

今回試乗したのは、直列6気筒 3Lガソリンターボを搭載した「335i」と直列4気筒 2Lディーゼルターボの「320d」の2モデル。まずは日本に投入されるガソリン仕様から。直6エンジンのスムーズさや1500rpmからの太いトルクは相変わらずスポーティで、また上級感もある。

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