2026年7月16〜19日(現地時間)、WRC世界ラリー選手権第9戦ラリー・エストニアがエストニア南部の都市タルトゥを起点としたグラベル路面で開催され、トヨタのサミ・パヤリがWRC初優勝を達成。2位にはトヨタのオリバー・ソルベルグ、3位にはヒョンデのアドリアン・フルモーが入った。勝田貴元は金曜日にデイリタイア、最終パワーステージで貴重な1点を獲得した。

一度も首位を譲らない快走でパヤリがついに初優勝

エストニア、フィンランドと続く北欧の高速グラベル2連戦は、ハードなグラベル路面がベースとはいえ、その上に積もった砂利のためにスタート順の影響を受けやすいラリーでもある。

ラリー序盤から先頭スタートのポイントリーダーであるエルフィン・エバンスと、2番手スタートのランキング2位の勝田貴元、そして3番手スタートのセバスチャン・オジェは予想どおり苦戦を強いられた。

そんな中、SS1から主導権を奪ったのは4番手スタートのパヤリだった。今季抜群の安定感を誇るパヤリは、よりスタート順が優位と思われたチームメイトのソルベルグやヒョンデ勢を圧倒し、金曜日に7つのSSすべてを制覇。その勢いは土曜日も続き、ようやくSS10で2番手のソルベルグがベストタイムを奪った時には、その差は14.3秒に広がっていた。

ソルベルグは続くSS11でもベストを刻んで首位に迫りたいところだったが、「マシンは素晴らしいフィーリングだった」と自信満々のパヤリが午後に3連続ベストを叩き出し、ついにその差は25.8秒にまで拡大。

これで決着をつけた格好のパヤリは、日曜日に残されたふたつのロングステージもハイペースで走り切り、ついにWRC初優勝を記録。「いつか勝てると思っていたけど、ついに勝てた。最高の気分だ。サポートしてくれたトヨタに感謝したい」と笑顔を弾けさせた。

画像: 優勝したサミ・パヤリ。今シーズンもTGR-WRT2からGRヤリス ラリー1で出場。第8戦までに3位に4回、2位に1回入るなど表彰台を5回獲得し、ついに優勝を手に入れた。

優勝したサミ・パヤリ。今シーズンもTGR-WRT2からGRヤリス ラリー1で出場。第8戦までに3位に4回、2位に1回入るなど表彰台を5回獲得し、ついに優勝を手に入れた。

画像: サミ・パヤリは日曜日の合計タイムのみで順位を競う「スーパーサンデー」でも3位に入り、総合優勝による25ポイントにボーナスの3ポイントを加えた28ポイントを獲得。その結果、ドライバー選手権ではオジェを抜き3位に順位を上げた。

サミ・パヤリは日曜日の合計タイムのみで順位を競う「スーパーサンデー」でも3位に入り、総合優勝による25ポイントにボーナスの3ポイントを加えた28ポイントを獲得。その結果、ドライバー選手権ではオジェを抜き3位に順位を上げた。

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