かつての「A2」からインスパイアされたスタイリング
日常生活を妥協なく送りたい消費者がBEVに求めるのは、低いランニングコスト、長い航続距離、そしてゆとりある室内空間と最新のテクノロジーを備えていることだ。今回、アウディが発表したニューモデル「A2 eトロン」は、それらの要望を実現するために設計された。
かつてアウディは、A2というコンパクトモデルを1999年から2005年の6年間だけ生産していた(日本は未導入)。今回のA2 eトロンは、初代の丸みを帯びたフォルムやルーフ後端を大きく下げるスタイルなどを継承しているものの、ボディサイズは全長4320×全幅1790×全高1550mm、ホイールベース2765mmと初代よりはかなり大きくなっている。それでもエアロダイナミクスを追求し、空気抵抗係数(Cd値)は0.24と、アウディのコンパクトセグメントで最高水準を誇る。

初代A2を彷彿とさせるフォルムだが、サイズ的にはかなり大きくなっている。
エクステリアでは、空力を最適化されたクリーンなサーフェスに、制御可能な冷却用エアインテークと大部分が覆われたアンダーボディ、新開発のエアロホイール、ウイング形状の電動ドアハンドルなど、緻密に統合されたディテールが特徴的だ。
A2 eトロンは電動モーターで後輪を駆動するRWDだ。モーターのパワースペックは、エントリーレベルの125kW/350Nmからトップレベルの240kW/545Nmまで4種を設定。出力レベルに応じて、バッテリー容量は52kWh、61kWh、84kWhの3種類のいずれかが搭載される。
一充電走行距離(WLTP測定値)は、最長646km。オプションのエフィシェンシーパッケージを装着した140kW仕様の電力消費量はWLTP測定値で100kmあたり12.8kWh(128Wh/km)を達成し、これはアウディのBEVでは最も効率性の高いモデルとなる。
