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動力性能は落とさず、燃費性能を大幅に引き上げた
2012年1月26日から、いよいよ日本の道を走り始めた新型レクサスGS。同ブランドの新しいアイコンとなるスピンドルグリルを備えたこのクルマの人気は上々で、発売から1カ月の間に月販目標台数の10倍に相当する6000台のオーダーが入ったという。
GS250/350の走りに関しては、本誌でもすでに詳細なインプレッションを行っているが、発売が2カ月遅れたハイブリッドのGS450hは、まだ公道での試乗を終えていなかった。今回はその報告をしよう。
2世代目となる新型GS450hが、先代モデルと大きく異なるのは燃費性能だ。JC08モードで18.2km/Lという数値は、先代の12.8km/Lと較べると長足の進歩である。レクサス初のハイブリッドモデルとして華々しく登場した先代GS450hは、シリーズの最上位モデルとして、圧倒的な動力性能を実現することに重きを置いて作られた。そのため確かに強烈な加速はインパクトがあったが、燃費に関しては「期待したほどではない」という市場からの声も少なくなかったという。

専用リアスポイラー、リアバンパーロア専用塗装などが装備され引き締まったリアビューのレクサス GS450h“F SPORT”。
新型はこの反省から、搭載する3.5L V型6気筒エンジンを刷新。可変バルブタイミングのVVT-iを使い、吸気バルブが閉じるのを遅くすることで膨張比を大きく取り、熱効率の向上を図るアトキンソンサイクルとした。これ自体はプリウスが初代からやっているし、大排気量エンジンでもRX450hの先例があるのだが、GS450hではガソリン直噴のD-4Sと組み合わせているのがポイント。直噴化により圧縮比を13.0まで引き上げ、さらに熱効率を向上させている。
この燃費と出力向上のために贅を尽くした2GR-FXEの単体出力は295ps。先代が搭載した2GR-FSEより1ps落ちているものの、システム総合出力は348psで3psほど上回っている。わかりやすく言えば動力性能は落とさず、燃費性能を大幅に引き上げたというわけだ。
