「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、2013年にスバル XVに追加されたハイブリッド車のプロトタイプ先行試乗レポートだ。

ハイブリッドと分かる目立った特長は少ない

画像: インパネのデザインは基本的にガソリン車と同じ。ただし、スイッチ類の配置やメーターの意匠は異なる。

インパネのデザインは基本的にガソリン車と同じ。ただし、スイッチ類の配置やメーターの意匠は異なる。

インプレッションを先に語ってしまったが、標準車との違いも紹介しておこう。外観では、前後ランプに青いストライプが入ったのと、ドアハンドルのクローム化、エンブレムの追加程度。他に今回の試乗車のボディカラーであるプラズマグリーンパールという専用色が設定された。

インテリアは2トーンカラーのシート生地と、メタル調のエアコンダイヤル、ドアコンソールを採用したほか、メーターパネルもブルー基調に変更されている。ハイブリッドのパワーフローは、センターとメーター内に切り替え表示可能だ。

パワーコントロールユニットやバッテリーはラゲッジルームの床下に格納。床下収納は小さくなったし、フロアも少し高くなったように思ったが、積載能力はさほど変らない。パッケージングを犠牲にせず、走りの質感も大幅に向上させたXVハイブリッド、スバリストではなくても興味を抱く1台になりそうだ。

ただ、インテリジェントモード選択時に40km/h以下でEV走行に移るとはいうものの、少しでも上り勾配がありアクセルを踏み込む状況になるとモーターだけで走るのは難しい。CVTに収めるべくモーターを大きくできなかったからだろう。もう少しモーターの守備範囲が広ければ、ハイブリッドらしい特別感がさらに出たと思う。燃費もJC08モードで20km/L。4WDとはいえ、これでユーザーが納得するかどうか。とはいえ、これはスバル初のハイブリッド車。今後のさらなる進化に期待することにしよう。

画像: ハイブリッドとガソリン車のリアビューに大きなデザインの違いはなく、エンブレムが異なる程度だ。

ハイブリッドとガソリン車のリアビューに大きなデザインの違いはなく、エンブレムが異なる程度だ。

スバル XVハイブリッド 2.0i(市販モデル) 主要諸元

●全長×全幅×全高:4450×1780×1550mm
●ホイールベース:2640mm
●車両重量:1500kg
●エンジン:水平対向4 DOHC+モーター
●総排気量:1995cc
●最高出力:110kW(150ps)/6000rpm
●最大トルク:196Nm(20.0kgm)/4200rpm
●モーター最高出力:10kW(13.6ps)
●モーター最大トルク:65Nm(6.6kgm)
●トランスミッション:リニアトロニックCVT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・52L
●JC08モード燃費:20.0km/L
●タイヤサイズ:225/55R17
●当時の車両価格(税込):249万9000円

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