プラットフォームなどはシトロエン C3と共通だが・・・

楕円をモチーフにしたインテリアは、タスマニアブルー基調にイエローのアクセントを用いる。ATセレクターはスイッチ式。
初代より大きくなったとはいえ、Bセグメントに相当するグランデパンダだが、乗り込むとけっこうい広い。屋上にオーバルのテストコースのあるフィアットの旧自動車工場兼研究所「リンゴット」をオマージュして、インパネやセンターコンソール、ヘッドレストなどに楕円形状を多用している。タスマニアブルー基調の内装色に、要所に配されるイエローのアクセントがオシャレだ。
今回の試乗車は上級グレードの「ラ・プリマ」。助手席前のダッシュボードには天然竹繊維を約33%配合したバンボックス バンブー ファイバーテックスという素材を採用。パンダの好物=竹からインスパイアされたようだが、このあたりはイタリア人のシャレも感じさせて楽しい。
内外装の印象はこれくらいにして、走り出すことにしよう。グランデパンダのパワートレーンは、1.2Lの直3ガソリンターボエンジン+6速DCT+電動モーター。つまり、最近のステランティス車が採用している48Vマイルドハイブリッドシステムだ。既に日本に導入されている、シトロエン C3のものとギア比も含めてパワースペックは同じ。じつはプラットフォームもC3と共通で、ホイールベースも同じだった。
ならば、走りっぷりもC3と同じだろう・・・とも思ったが、さにあらず。イタリアとフランス、フィアットとシトロエン、グランデパンダとC3という、似ているようで異なるキャラクターをうまく使い分けているのは、さすがステランティスといえるだろう。
1.2Lターボエンジンは他のステランティス車と同様に小気味良いフィールで、ターボのラグを感じさせることなく加速する。走行状況によっては30km/h以下なら最大約1kmのEV走行が可能だというが、走り出しこそモーターでスッと出るが市街地でも30km/h以下で走る時間は短いから、すぐにエンジンがかかる。それでもエンジンON/OFFのショックは少ない。このあたりは、同じパワーユニットを搭載した他のステランティス車と変わらない。
