文: 篠原 政明
▶▶▶写真はこちら|メルセデス・ベンツ「GLCエレクトリック」(画像9枚)
プラットフォームをはじめ内外装もエンジン車のGLCとは別モノ
メルセデス・ベンツのプレミアム ミドルサイズSUV「GLC」のルーツは2008年に発表された「GLK」。同社の車名体系変更により、2016年のフルモデルチェンジから「GLC」となる。現行型は2022年に発表(日本仕様は2023年に発売)された2代目で、2025年には外国メーカー車の年間登録台数で4位、ミドルサイズSUVでは1位となり、日本で最も売れているメルセデス・ベンツ車となった。
エンジン車のGLCより全長を120mm、ホイールベースを84mm拡大して、伸びやかでスポーティなプロポーションへと進化。
今回発表されたGLCエレクトリックは、その現行型GLCの電気自動車版と思われそうだが、新世代の電気自動車専用プラットフォームをはじめ内外装は現行型GLCとはまったく異なる。メルセデス・ベンツでは電気自動車を「EQ」のサブブランドで展開していたが、これをやめて既存のラインナップに電気自動車も組み込むことにした。したがって、このGLCエレクトリックは、これまでプレミアム ミドルサイズSUVの電気自動車としてラインナップされていた「EQC」の後継モデルにあたる。
エクステリアでは、往年の名車300SELなどのフロントグリルを再解釈したイルミネーテッドパネルが目につく。合計942個のポリカーボネート製バックライト付きドットを備え、中央のスターの輪郭やグリルフレーム部とともに点灯する。LEDヘッドランプは特徴的なスターモチーフに加え、デイタイムランニングランプやウインカーによって構成されるデザインが昼夜を問わず印象的なフロントマスクを演出する。
またエンジン車のGLCより全長を120mm、ホイールベースを84mm拡大して伸びやかでスポーティなプロポーションへと進化。際立つホイールアーチや、後方に向けて緩やかに上昇するキャラクター/ウインドーラインが流麗な美しさとSUVの力強さを表現している。ドアハンドルはシームレスタイプを採用している。
リアビューは、ワイドなフェンダーとフラッシュサーフェスデザインを採用したバンパー、そして革新的な2ピースデザインのLEDリアコンビランプが特徴的。ヘッドランプと同様に印象的なスターモチーフは昼夜を問わずメルセデス・ベンツならではの個性を演出する。2ピース構造のルーフスポイラーも備え、Cd値は0.26を実現している。

